巡航禁止から一ヶ月。トップメタのデッキリストの現状を見る

公開日: 主要デッキ最新情報 このエントリーをはてなブックマークに追加

早いもので、《宝船の巡航》がPauperで禁止になってから一ヶ月が過ぎました。

Tom Scudさんのメタゲーム分析によると、

青単フェアリーは使用率10%で、勝率は1位
黒単入賞数1位だが、それは使用率が17%と圧倒的な1位なためで、勝率は平均以下
親和は使用率10%で、4-0は多めだが全体としての勝率は黒単よりも低い
ウィーゼロックスは使用率9%で、勝率は平均をやや上回っている
⑤勝率2位はストンピィ。使用率は7%で5位

とのこと。ここ数週だけみると白単トークンも非常に優れた戦績です。

 

《宝船の巡航》+《稲妻》による圧倒的なアドバンテージ力を誇っていた赤青デルバーが大幅に弱体化し、黒単の使用率が一気に上がる事を多くのプレイヤーが読んでいた結果、青単フェアリーにとって戦いやすいメタになっていたのだと考えられます。

参考リンク:Pauper Observed: Big Bug Scourge of the Skies/PureMTGO

今回は、そんな宝船禁止後の環境のデッキリストを見ていきます。

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トップに帰ってきた黒単

player:kairuka (4-0) 


21:《沼/Swamp》
2:《やせた原野/Barren Moor》
-Lands(23)-

4:《血の署名/Sign in Blood》
3:《ゲスの評決/Geth’s Verdict》
2:《発掘/Unearth》
2:《見栄え損ない/Disfigure》
2:《夜の犠牲/Victim of Night》
2:《Oubliette》
1:《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1:《堕落の触手/Tendrils of Corruption》
-Other Spells(17)-


4:《騒がしいネズミ/Chittering Rats》
4:《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》
4:《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
4:《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
2:《墓所のネズミ/Crypt Rats》
2:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
-Creatures(20)-


2:《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
2:《死の重み/Dead Weight》
2:《死の否定/Death Denied》
2:《強迫/Duress》
2:《減縮/Shrivel》
2:《精神ねじ切り/Wrench Mind》
1:《見栄え損ない/Disfigure》
1:《ゲスの評決/Geth’s Verdict》
1:《堕落/Corrupt》
-Sideboard(15)-


最も苦手としていた《宝船の巡航》系コントロールが消えた事で、一気に使用率1位に返り咲いた黒単。

全体的に布告除去の採用数が減少し、《ゲスの評決》《チェイナーの布告》のどちらか一方を0枚または1枚に抑えているリストが目立ちます。

呪禁オーラが減り、ストンピィ白単トークンといった布告が効きにくいデッキが多いことを意識した構成といった印象。

 

《グルマグのアンコウ》もすっかり黒コンの定番クリーチャーになってきました。《炎の斬りつけ》の使用率が減っても、5/5のゾンビは流石に強いですね。

ストームを稼ぐ親和

player:Eredion (4-0)


4:《大焼炉/Great Furnace》
4:《教議会の座席/Seat of the Synod》
4:《伝承の樹/Tree of Tales》
3:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
3:《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
-Lands(18)-

4:《物読み/Thoughtcast》
4:《感電破/Galvanic Blast》
4:《彩色の星/Chromatic Star》
4:《予言のプリズム/Prophetic Prism》
4:《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
3:《危険な研究/Perilous Research》
2:《投げ飛ばし/Fling》
1:《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
-Other Spells(26)-

4:《エイトグ/Atog》
4:《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》
4:《金属ガエル/Frogmite》
4:《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
-Creatures(12)-

4:《水流破/Hydroblast》
3:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2:《払拭/Dispel》
2:《破滅の刃/Doom Blade》
2:《電謀/Electrickery》
1:《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
1:《クラーク族のシャーマン/Krark-Clan Shaman》
-Sideboard(15)-


黒単同様、使用率が増えてきた親和。《胆液の水源》を採用しない入賞リストが目立ちます。

親和はストームを稼ぎやすいことに着目し、《墓の刈り取り》が採用されている点に注目。

reapgraves
《胆液の水源》よりも《予言のプリズム》《バネ葉の太鼓》を重視して序盤の色マナの安定化を図り、その分ドロー量が減ったせいで息切れしやすくなったのが《墓の刈り取り》で補われています。

 

【対速攻デッキでは《胆液の水源》PIGドローが機能する前に勝負は決まりやすい。対コントロール戦はメインはぶん回りにかけて、サイド後は2枚の《墓の刈り取り》で大量アドバンテージを狙った方が勝てる】という発想の構築と考えられます。

ストームのおかげで「打ち消しに強いアドバンテージ源」なのが嬉しいですね。

ボロスキティは戦隊の鷹を抜いて、よりアドを重視

player:manwithplane251 (4-0)


4:《古えの居住地/Ancient Den》
4:《大焼炉/Great Furnace》
4:《教議会の座席/Seat of the Synod》
4:《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
2:《山/Mountain》
1:《ボロスのギルド門/Boros Guildgate》
1:《平地/Plains》
1:《冠雪の平地/Snow-Covered Plains》
-Lands(21)-

4:《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
4:《感電破/Galvanic Blast》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《胆液の水源/Ichor Wellspring》
4:《予言のプリズム/Prophetic Prism》
4:《未達への旅/Journey to Nowhere》
3:《彩色の星/Chromatic Star》
2:《危険な研究/Perilous Research》
-Other Spells(25)-

4:《きらめく鷹/Glint Hawk》
4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
2:《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle》
-Creatures(10)-

3:《電謀/Electrickery》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
3:《軍旗の旗手/Standard Bearer》
2:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1:《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle》
1:《天界のほとばしり/Celestial Flare》
-Sideboard(15)-


また、最近はアンチ青単としての性能を買われてか、ボロスキティの存在感も強くなっています。

昔は必ずと言って良いほど《戦隊の鷹》が入っていたのですが、最近は少数派の模様。

代わりにアーティファクトの枚数が増え、《カルドーサの再誕》を4枚搭載。青をタッチして《危険な研究》を積むなど、よりアドバンテージ力を重視した構成になっています。

hawkperis

《戦隊の鷹》は4枚1セットなため、能力を使ってしまうとデッキ内の呪文率が下がってしまう

・8マナ4/4飛行相当の《戦隊の鷹》よりも、1マナ3/3相当の《カルドーサの再誕》の方がマナ効率が良い

といった要素を考えると、個人的にはこちらのリストの方が好みですね。

 

かなりクリーチャーが並びやすい構成になったので、黒単の布告除去に強くなった点も◎

ウィーゼロックスは激闘型で安定

player:EWDias (4-0)


9:《島/Island》
5:《山/Mountain》
3:《進化する未開地/Evolving Wilds》
-Lands(17)-

4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4:《思案/Ponder》
4:《定業/Preordain》
4:《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
2:《払拭/Dispel》
2:《噴出/Gush》
2:《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
2:《シャドーの裂け目/Shadow Rift》
-Other Spells(31)-
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
4:《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》
-Creatures(12)-

3:《嵐縛りの霊/Stormbound Geist》
2:《払拭/Dispel》
2:《オーラの変転/Aura Flux》
2:《電謀/Electrickery》
2:《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2:《鋭い痛み/Flaring Pain》
2:《紅蓮破/Pyroblast》
-Sideboard(15)-

 

《宝船の巡航》によるアドバンテージ力がなくなった上、黒単の数が増えてメタ的に苦しくなるかと思われたウィーゼロックスですが、《ティムールの激闘》のおかげで好成績を残し続けています。

「昔は3枚コンボだったのが、《窯の悪鬼》+《ティムールの激闘》の実質2枚コンボになった」という意味では、宝船よりもむしろ激闘の方がウィーゼロにとって大きな収穫だったのかもしれません。

temurgushs

メインボードの《宝船の巡航》が《噴出》に変わった事を除けば《ティムールの激闘》加入直後のリストから殆ど変わっておらず、デッキリストの完成度の高さが伺えます。

幽霊のゆらめきコンボと呪禁オーラが大幅減

ges

デッキリスト以外の面で気になったのが、familiar呪禁オーラの大幅な減少。

呪禁オーラは「赤青デルバーが減った分、苦手な黒単がふえたせいでメタ的に苦しいから」と説明がつくのですが、《幽霊のゆらめき》コンボの減少は不思議な感じがします。

 

元々レベルの高いプレイングが問われるデッキなので、今までよく入賞していた方々がたまたまPauperDEに出ていないだけなのかもしれません。

《幽霊のゆらめき》コンボが得意!という方にとっては、今のPauperDEは美味しい環境なのではないでしょうか。

以上、巡航禁止から一ヶ月。トップメタのデッキリストの現状を見るでした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)

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