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イニストラードを覆う影の公式プレビューがスタート!「1マナ1/2+調査」など新コモンと相性の良いカードを考察

本日3/8、4月に発売する新セット「イニストラードを覆う影」の公式プレビューが開始。そのメカニズムが公開されました。

参考リンク:『イニストラードを覆う影』のメカニズム/マジック:ザ・ギャザリング 日本公式

参考リンク:イニストラードを覆う影公式スポイラー/カードギャラリー

 

再登場となる能力「変身」・「マッドネス」に加え、新能力として「昂揚」・「調査」・「潜伏」が取り上げられています。

 

今回は、現在までに公開されている「イニストラードを覆う影」のコモンの性能をPauper目線で見ていきます。

内陸の木こり

旧イニストラードから変身が再登場。

変身は《秘密を掘り下げる者》はもちろん、《忠実な聖戦士》も強力ですよね。

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2マナ2/1で、変身すると4/2トランプルになる狼男。

狼男の変身条件は旧イニストラードと同じで「前のターンに誰も呪文を唱えていなければ変身し、前のターンに誰かが2つ以上呪文を唱えていれば変身前に戻る」というもの。

 

Pauperでは1ターンに2つ以上の呪文を唱えるケースが多いので、裏面を維持するのは少々苦労するでしょう。

しかし、それでも《尖塔のゴーレム》《マイアの処罰者》《アスフォデルの灰色商人》といった強力なブロッカーを単体で突破できるパワー4は非常に強力です。

 

単体で追加コストなしにパワー4になる2マナクリーチャーは非常に珍しく、トランプルのおかげでパンプ呪文との相性も抜群。

《月霧》を採用していればさらに使いやすくなりますし、緑の速攻デッキのフィニッシャーとして1~2枚ほど試してみたい性能です。

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また、両面カードのルールの一部変更が発表されています。

大雑把に書くと

①裏面の点数で見たマナコストが、「0」から「表面の点数で見たマナコストを参照」に変更

②両面カードでないカードが「変身させた状態で戦場に出る」場合、もとの領域に留まる

③同一の変身効果が何回スタックにのっても、変身は1度だけ

とのこと。詳しくはこちらを参照してください。

 

Pauperでの影響としては「《撤廃》を《昆虫の逸脱者》に対して唱えるのに2マナかかるようになる」が挙げられます。

ねじれ地帯

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無色の土地。

2マナとタップ+生け贄で基本土地をタップ状態で戦場にだす能力も持ちます。

 

サーチに2マナかかるようになった代わりに無色マナを出せるようになった《進化する未開地》

または、サーチコストが1マナ重くなった代わりに持ってこられる範囲が広がった全景ランドと言ったところ

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全景ランドがあまり使われていないことを考えると、「サーチに2マナかかる」デメリットはかなり大きそうです。

スレイベンの検査官

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戦場に出たときに調査を行う1マナ1/2。

調査とは、「2マナ+生け贄でカードを1枚引く」能力をもつアーティファクト・トークンを1つ戦場に出す新キーワード処理です。

 

分割払い可能な3マナ1/2+1ドローと考えると非常に強力なクリーチャーで、ドローを得意とする黒の《ファイレクシアの憤怒鬼》と比べたら流石にパワーは劣るものの、「1ターン目から出せる」「余ったマナで動ける」「打ち消されてもテンポ面で有利になる」の3点で優れています。

 

序盤はテンポよく1マナクリーチャーとしてガンガン攻めた後、中盤以降にあまったマナで息切れを回避できるので、いつ引いても強いカード。

青黒コンからすると「通すとアドを取られるが、1マナに《対抗呪文》は使いにくい」ので、かなり厄介なクリーチャーです。

 

ドローを苦手とする白で、この性能は破格と言えるでしょう。

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《皮剥ぎの鞘》と同じく、場に出た時にアーティファクト数を増やし、自身が死亡してもアーティファクトは場に残ることから親和や金属術との相性も良好。

白マナを確保しやすいサイボーグではタフネスが2あり、ドローもできる分こちらの方が優先されるでしょう(もちろん両方使われる可能性もあります)

 

また《コーの空漁師》との相性は抜群で、1ターン目《スレイベンの検査官》→2ターン目《コーの空漁師》によるアドバンテージ確保は白の鉄板アクションの1つになるのではないでしょうか。

 

ボロスキティでも序盤のブロッカーとして有用で、時にはアドバンテージを捨ててでも《きらめく鷹》を序盤から場に出すプレイングも出てきます。

 

兵士シナジーも期待できますし、白が軸のデッキならとりあえず何枚か入れとけ的なクリーチャーになるかもしれませんね。

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<ゴリラが手掛かりトークン対策の役割を得た>

ただの風

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なんだ、ただの風か。

 

 

2マナのバウンス。コスト1マナのマッドネスも持っています。

マッドネスしても1マナ相当の効果なので、これのためにわざわざ手札を捨てるのではなく、手札を捨てる能力を活かすために使うカードといったところ。

除去の少ない青緑マッドネスにとっては貴重な「アド損しにくいクリーチャー対策呪文」です。

 

《コー追われの物あさり》《波止場の用心棒》と一緒に使いたいですね。

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また、マッドネスが出るという事はそれだけ共鳴者も収録されるということなので、過去のマッドネス呪文を活かせるコモン共鳴者の登場にも期待したいです。

遠沼の亡霊

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3マナ1/3、潜伏・絆魂。

潜伏とは「自分よりもパワーが大きいクリーチャーにはブロックされない」を表す新キーワード能力です。

 

パワーが1以下のクリーチャーにしかブロックされないおかげで戦闘で討ち取られにくく、絆魂でコツコツとライフを回復するのに向いています。

潜伏と絆魂の両方を活かすことを考えると、ブロックされないのが確定してからパワーを上げられるインスタント強化と組ませたいところ。

ガラスの破片

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1マナの装備品。

《骨断ちの矛槍》と同じマナコスト・装備コストで、パワーの修整値が+1になった代わりに「装備したクリーチャーが攻撃するたびに自分の墓地を肥やす」能力を持ちます。

 

墓地肥やしというと真っ先に思いつくのは探査ですが、《ガラスの破片》は《思考掃き》《サテュロスの道探し》と違い、単体では墓地を肥やせないのが欠点。

 

シナジーを狙うには

①《ガラスの破片》

②装備先のクリーチャー

③墓地利用カード

の3枚を用意する必要があるため、扱いが難しくなります。

 

たとえば《グルマグのアンコウ》なら「アンコウを出したいときは墓地が肥えず、アンコウが出た後に墓地が肥える」といった噛み合いの悪い試合も少なくないでしょう。

 

《熊人間》《朽ちゆくネズミ》のように②と③を兼ねるクリーチャーと組ませたい装備品です。

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ただ、サーチと装備先を兼ねる《粗石の魔道士》を使うデッキなら、探査と組ませても使いやすそうです。

優秀なメカニズムが多いセット

さて、いよいよSOIのプレビューが始まりました!ホント、この時期は毎日ワクワクしますね!

 

条件を満たせば一気に強くなる変身

部族インスタントとアーティファクトクリーチャーの2枚が墓地に落ちればokの昂揚

組み合わせが増えれば増えるほど優秀になるマッドネス共鳴者

1:1交換が基本のPauperでは優秀な、カードアドバンテージ源となる調査

インスタント強化との相性が抜群の潜伏

 

どれもPauper向きの優秀なメカニズムなだけに、どんなコモンが収録されるのか今から楽しみです。

 

その中でも、特に調査がすごい。

《スレイベンの検査官》でも分かる通り「打ち消されなければカードアド。打ち消されてもテンポ損しない」デザインなので、Pauperではかなり活躍しやすいキーワードだと思います。

 

以上、イニストラードを覆う影の公式プレビューがスタート!「1マナ1/2+調査」など新コモンと相性の良いカードを考察でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    絆魂が全部魂絆になってませんか?

  2. 匿名 より:

    マッドネスと共鳴者再録は嬉しい!拷問生活デッキが更に強くなりそう

    • Ganp より:

      >>1さん
      ご指摘ありがとうございます!これは恥ずかしい…。修正しましたー

      >>2さん
      ですね!
      今回の共鳴者は一度に何枚も捨てやすいタイプではないようなので、裏を返せば共鳴者として見なくてもある程度強いデザインになりやすい分、期待したいです

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