デッキ構築

ティムールの激闘を最大限に活かすために必要なコトとは?

今回は、運命再編で出た新カード《ティムールの激闘》についての考察です。

ウィーゼロックスでの性能は前回考察したので、今回はそれ以外のデッキでの性能を考えていきます。

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例えば、ライフを18点注ぎ込んだ《焼身の魂喰い》に打てば20点トランプル

赤マナが余っていればさらにパワーはあがりますし、3ターンキルも十分狙えそうですよね。

1枚で打点の倍化と突破力が完結した新カード。あとは高パワーのみ

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運命再編で手に入った赤い《Berserk》こと《ティムールの激闘》

二段攻撃+トランプルにより突破力が上がる上にエンド時に死亡する事もないため、非常に使いやすい性能です。

ある意味ではアンコモン(VMではレア)の《Berserk》すら上回る、破格のスペックをもったコモン。

1枚で「打点を2倍にする」と「疑似的な回避能力を付与する」の2つが完結しているため、残すは低コストで高パワーになるクリーチャーのみです。

できればパワーが10以上になるクリーチャーに使って、瞬殺デッキにしたいところ。

3マナ以下で、パワーが4以上になるクリーチャー

まずは、Pauperの赤いデッキで使える「低コストで高パワーにしやすいクリーチャー」を探してきました。

1マナ

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《ゴブリンの小槌打ち》:装備品がつけば3/1トランプル以上なので、二段攻撃が活きる
生物兼装備品の《皮剥ぎの鞘》も入れると使いやすい

《サテュロスの重装歩兵》:強化呪文と相性が良い1マナクリーチャー
+3/+3修整の《粗暴な力》で4点火力も回避できるようにすると強い

どちらも《ティムールの激闘》との2枚コンボでは力を発揮できないのが懸念材料です

2マナ

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《焼身の魂喰い》:ライフを18点注ぎ込めば、2枚コンボで20点トランプルの3ターンキル
ライフを払わなくても赤マナでパンプできるので、《ティムールの激闘》さえあれば大体強い

《エイトグ》:アーティファクトを5つ食べればパワー11
茶土地を採用するなどデッキ全体で補佐する必要はあるが、それに見合ったカードパワーがある

《窯の悪鬼》:2枚コンボでも獰猛を達成できるのが強い。2マナ4/2と考えても十分な性能
呪文を沢山唱えて瞬殺したいところだが、それを突き詰めると間違いなくウィーゼロックス大安定になってしまう点に注意

《凍結燃焼の奇魔》:3マナ払えばパワー4になる
瞬殺向きではないけれども、タフネスが高いおかげで火力に強く《粗暴な力》などと一緒に使うと安定した強さを見せる

3マナ

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《ニヴィックスのサイクロプス》:タフネスも高い、安定した高パワークリーチャー
青を足す事になるので、恐らく最終形はウィーゼロックスに落ち着く

《沸血の熟練者》:《窯の悪鬼》同様、激闘を打った時点で獰猛を達成できる
素のタフネスの低さが気になるところ

《ぼろ布食いの二人組》:赤い呪文を2枚唱えると獰猛達成
サイズアップ誘発条件が緩く、《稲妻》圏外に逃げやすい

《内炎の見習い》:場に出たターンだけ4/2速攻。激闘を獰猛で使うなら合計5マナ必要だが、想起で使う選択肢もあるのが偉い

《破滅的なミノタウルス》:3マナ5/2。二段攻撃とデメリットの相性が悪い点が気になるが、1回で勝負を決められるならあり

その他、3マナ4/1など

激闘赤単


19:《山/Mountain》
-Lands(19)-


4:《粗暴な力/Brute Force》
2:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《恐慌/Panic》
3:《無謀なる突進/Reckless Charge》
2:《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
4:《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》
1:《火炎破/Fireblast》
-Other Spells(18)-


3:《アクロスの十字軍/Akroan Crusader》
3:《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
3:《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
3:《凍結燃焼の奇魔/Frostburn Weird》
4:《焼身の魂喰い/Immolating Souleater》
4:《窯の悪鬼/Kiln Fiend》
3:《オキシダのゴーレム/Oxidda Golem》
-Creatures(23)-


3:《電謀/Electrickery》
1:《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
2:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《鋭い痛み/Flaring Pain》
1:《炎の斬りつけ/Flame Slash》
1:《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》
1:《突撃のストロボ/Assault Strobe》
-Sideboard(15)-

環境の主要な除去デッキである「黒単と赤青デルバー」を意識して組んだ激闘赤単。
特徴は、メインの除去を絞ったこと。

瞬殺コンボを決めるのが目的のこのデッキでは、最低でも

①除去の的になってくれるクリーチャー②本命のクリーチャー③強化呪文④ティムールの激闘

の4種類のカードを引く必要があるので、メインではあまり火力に枠を割きませんでした。

代わりに青単相手ではフェアリー除去・黒単相手では布告の的になってくれる《モグの狂信者》を採用。

赤いデッキ相手に《稲妻》を構えられても困らないように、《粗暴な力》も4枚採用。

《サテュロスの重装歩兵》でなく《アクロスの十字軍》を採用しているのは、除去コン相手に強化呪文を1/1に変換することで除去をガンガン使わせ、除去を使い切らせた後で《オキシダのゴーレム》などを大暴れさせるのが目的です。

除去をしのぐには?

《ティムールの激闘》の最大の弱点は、除去を打たれるリスクにあります。

Pauperは除去が強いため、「《焼身の魂喰い》が生き残ったままターンが帰って来て《ティムールの激闘》が通る」ケースはそこまで多くありません。

《使徒の祝福》では余分にマナを構える必要がありますし、ウィーゼロックス的な構成でないと中々安定しないでしょう。

benevokors
そこで便利なのが、《心優しきボディガード》

これは先置きできる除去対策として優秀で

ボディガード⇒焼身の魂喰い⇒ティムールの激闘

と動けば、単体除去も布告除去もケアしながらコンボを決めに行くことができます。

激闘に対応して《稲妻》を打たれるとプロテクションの問題でコンボが決まらなくなりますが、そこは《粗暴な力》があればケアできます。

《コーの空漁師》や白の優良サイドカードも手に入りますし、赤白ティムールの激闘デッキを組んでみるのも良さそうです。

最後に

 パワー10以上のクリーチャーさえ用意できれば、即瞬殺できてしまう《ティムールの激闘》。

《突撃のストロボ》ではあと一歩足りない…という感じだった瞬殺コンボデッキが一気に名乗りを上げてきそうですね。

以上、ティムールの激闘を最大限に活かすために必要なコトとは?でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)

POSTED COMMENT

  1. 通りすがりの赤好き より:

    そういえば、感染デッキに入らないですかね?現状のパンプ+アンブロで事足りているんのかな。

    あとインスタントなので奇襲が掛けられるのがいいですね。スタンでも接死ブッロカーを一歩的に排除できたり、相手がブロック+バウンスで凌ごうとした所を二段攻撃+トランプルで相手の計算を狂わせることが出来ますからね。

    • Ganp より:

      胆液爪のマイアとの相性は非常に良いので、入る余地はあると思います。
      ただ、「感染+二段攻撃」では2毒しかたまらないので、「どうせパンプが要るなら始めから感染+パンプだけでいい」となりやすいのが懸念材料です。

  2. トリコスキー より:

    心優しきボディガードはたしかに除去に対して効果的ですが、ティムールの激闘のキャストに対応しての赤の除去だと激闘もプロテクションで打ち消されるのは忘れてはいけないところですねぇ……

    • Ganp より:

      確かに。対《稲妻》では《粗暴な力》に頼り切りなのをどうにかしたいところです

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