デッキ紹介

エターナルマスターズが解禁!早くも流浪のドレイクを使ったデッキ5種類が5-0入賞

MOでもエターナルマスターズが発売し、コモン落ちしたカードがPauperで使用可能になりました。

 

解禁直後から、《流浪のドレイク》《記憶の壁》《幽霊のゆらめき》で使い回すコンボデッキが様々な形で5-0入賞しています。

drakeflicker

帰ってきたfamiliar

familiars

1つ目は、《フェアリーの大群》の禁止で大幅に弱体化していたfamiliar

 

《流浪のドレイク》というフリースペルを再び手にしたことにより、ほぼ禁止前そのままの形で復活を遂げました。

player:VERTIKAL (5-0)


3:《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
1:《やせた原野/Barren Moor》
3:《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
5:《島/Island》
1:《平地/Plains》
2:《教議会の座席/Seat of the Synod》
1:《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
1:《沼/Swamp》
1:《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
-Lands(22)-


3:《定業/Preordain》
4:《断絶/Snap》
1:《転覆/Capsize》
4:《強迫的な研究/Compulsive Research》
3:《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1:《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
1:《予感/Foresee》
-Other Spells(17)-


1:《孤独な宣教師/Lone Missionary》
3:《夜景学院の使い魔/Nightscape Familiar》
4:《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar》
1:《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen》
2:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2:《記憶の壁/Mnemonic Wall》
4:《熟考漂い/Mulldrifter》
4:《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
-Creatures(21)-


2:《緑の防御円/Circle of Protection: Green》
2:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2:《残響する衰微/Echoing Decay》
2:《ごまかし/Hoodwink》
2:《孤独な宣教師/Lone Missionary》
2:《虹色の断片/Prismatic Strands》
1:《墓の刈り取り/Reaping the Graves》
-Sideboard(13)-

 

《フェアリーの大群》では使い魔を2体以上並べるメリットがありませんでしたが、《流浪のドレイク》は使い魔が並べば並ぶほど使えるマナがさらに増えていくので、恐ろしい展開力を発揮します。

 

また、《クォムバッジの魔女》《散弾の射手》によるコンボ妨害が効かないなど、《フェアリーの大群》の時の弱点も補強されています。

 

青黒コントロール+ドレイク

consumes

《流浪のドレイク》+《記憶の壁》+《幽霊のゆらめき》による無限コンボは《フェアリーの大群》によるコンボと比べると、この3枚だけで無限マナが成立するのも強み。

 

この点を活かし、除去コントロールに無限コンボをタッチした構成のデッキが登場しています。

 

player:miltovisky (5-0)


4:《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》
3:《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
9:《島/Island》
2:《光輝の泉/Radiant Fountain》
5:《沼/Swamp》
-Lands(23)-


3:《見栄え損ない/Disfigure》
4:《定業/Preordain》
4:《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》
4:《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1:《魂の消耗/Consume Spirit》
4:《対抗呪文/Counterspell》
2:《悪魔の布告/Diabolic Edict》
1:《除外/Exclude》
2:《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1:《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》
-Other Spells(26)-


4:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2:《記憶の壁/Mnemonic Wall》
3:《熟考漂い/Mulldrifter》
2:《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
-Creatures(11)-


4:《払拭/Dispel》
3:《水流破/Hydroblast》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
3:《知恵比べ/Outwit》
1:《否認/Negate》
2:《完全無視/Complete Disregard》
1:《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》
-Sideboard(15)-

 

《記憶の壁》・《流浪のドレイク》・《幽霊のゆらめき》が2枚ずつ積まれている以外は、一般的な青黒コントロールと遜色ない構成の青黒フリッカーコントロール。

除去と打ち消しで時間を稼いだ後、無限マナ→無限ドローからの《魂の消耗》による無限ドレインで勝負を決めます。

 

《記憶の壁》と《幽霊のゆらめき》は従来も青黒コントロールでたまに見かけることがあった万能カードなだけに、コンボデッキとしてもコントロールとしても十分に戦えるのが強い。

 

赤青コントロール+ドレイク

URs

こちらは、赤青コントロールにドレイク一式を搭載したタイプ。

 

player:420dragon (5-0)


2:《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
6:《島/Island》
4:《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
2:《孤立した砂州/Lonely Sandbar》
3:《山/Mountain》
4:《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
-Lands(21)-


4:《炎の稲妻/Firebolt》
4:《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《定業/Preordain》
4:《記憶の欠落/Memory Lapse》
4:《強迫的な研究/Compulsive Research》
3:《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
-Other Spells(25)-


4:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2:《記憶の壁/Mnemonic Wall》
4:《熟考漂い/Mulldrifter》
4:《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
-Creatures(14)-


1:《払拭/Dispel》
2:《電謀/Electrickery》
4:《水流破/Hydroblast》
4:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《溶暗/Fade Away》
2:《石の雨/Stone Rain》
-Sideboard(15)-

 

無限コンボ後の決め手が積まれていないのが特徴です。

 

①《記憶の壁》を2体並べて、《稲妻》か《強迫的な研究》無限回収で勝ち

②打ち消しを構えながら《流浪のドレイク》4体と《熟考漂い》4体を並べて、2回殴れば勝ち

など、決め手をわざわざ積まなくても無限コンボが決まれば大体勝てると判断されたのだと考えられます。

 

紙で使う場合は、無限マナから《急流の崖》を無限ブリンクで無限ライフを狙うのもありですね。(MOでは流石に時間切れが厳しそう)

 

ウルザトロンver

urzas

ウルザトロンにドレイク一式を搭載したタイプも複数5-0入賞しています。

 

ここでは、Diary Noteで解説記事を書かれているまだらめさんのリストを紹介。

《捨て身の狂乱》がインスタントであることを活かしたCtrlキーテクニックは必見です。

 

参考リンク:【pauper】ドレイクは新たなる癌になるか【ドレイクトロン】|まだらめBKの日記

 

player:madarameBK (5-0)


4:《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》
4:《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant》
4:《ウルザの塔/Urza’s Tower》
4:《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
2:《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
1:《茨森の滝/Thornwood Falls》
1:《ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto》
2:《島/Island》
-Lands(22)-


4:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《炎の斬りつけ/Flame Slash》
2:《探検の地図/Expedition Map》
4:《予言のプリズム/Prophetic Prism》
2:《対抗呪文/Counterspell》
2:《捨て身の狂乱/Desperate Ravings》
2:《ムラーサの胎動/Pulse of Murasa》
1:《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
1:《転覆/Capsize》
2:《神秘の指導/Mystical Teachings》
2:《卑下/Condescend》
2:《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch》
-Other Spells(26)-


4:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4:《熟考漂い/Mulldrifter》
2:《記憶の壁/Mnemonic Wall》
2:《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
-Creatures(12)-


3:《紅蓮破/Pyroblast》
3:《水流破/Hydroblast》
2:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《一瞬の平和/Moment’s Peace》
1:《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
1:《電謀/Electrickery》
1:《心に静寂/Serene Heart》
1:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1:《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》
-Sideboard(15)-

 

《幽霊のゆらめき》が1枚挿しなおかげで「《神秘の指導》からサーチしてきて勝負を決めるパターンもある」くらいの感覚で動かせるため、コンボへの依存度が低くなっているのが特徴。

 

「フルタップしたら、指導によるサーチからゆらめきコンボが決まる。かといって全力展開しないと使えるマナ差がさらに開く」という不自由な二択を迫れるのが強いですね。

青単ver

monoUs

コンボパーツがすべて青マナだけで唱えられることを活かし、青単色で構成されたデッキも登場しています。

 

player:Hellsau (5-0)


21:《島/Island》
-Lands(21)-


4:《渦まく知識/Brainstorm》
3:《万の眠り/Gigadrowse》
4:《思案/Ponder》
4:《定業/Preordain》
4:《思考掃き/Thought Scour》
1:《転覆/Capsize》
4:《幽霊のゆらめき/Ghostly Flicker》
-Other Spells(24)-


1:《賢者街の住人/Sage’s Row Denizen》
4:《海門の神官/Sea Gate Oracle》
4:《古術師/Archaeomancer》
2:《熟考漂い/Mulldrifter》
4:《流浪のドレイク/Peregrine Drake》
-Creatures(15)-


2:《消灯/Curfew》
3:《払拭/Dispel》
1:《万の眠り/Gigadrowse》
2:《水流破/Hydroblast》
3:《対抗呪文/Counterspell》
1:《残響する真実/Echoing Truth》
1:《ごまかし/Hoodwink》
2:《鋸刃の矢/Serrated Arrows》
-Sideboard(15)-

 

序盤からテンポよく1マナドロー呪文を唱えて手札を整え、《万の眠り》で蓋をすることにより、すばやく無限コンボを狙うタイプ。

 

「島5枚から《流浪のドレイク》を出して5マナ→《幽霊のゆらめき》でドレイクと島をブリンクして8マナ→《古術師》でゆらめきを回収して4マナ→無限マナ成立」

 

5ターン目のコンボ成功率がビックリするほど高いです。

 

対策が難しい「コントロールタッチゆらめきコンボ」

relicfaeries

エタマス解禁直後から暴れ始めた《流浪のドレイク》デッキ。

 

《幽霊のゆらめき》コンボへの対策としては

《払拭》《紅蓮破》で打ち消す

②《記憶の壁》が墓地の《幽霊のゆらめき》を対象にとったタイミングで《大祖始の遺産》《フェアリーの忌み者》で追放

③《幽霊のゆらめき》に対応して、インスタントで《記憶の壁》か《流浪のドレイク》を除去

④コンボを決められる前に速攻で倒す

が挙げられますが、familiarと青単以外の3タイプはゆらめきコンボへの依存度も低めですし、「やられる前にやる構成」でないと厳しい戦いになるのではないでしょうか。

 

しばらくは、青単フェアリーゴブリンのような速攻デッキと《流浪のドレイク》系デッキの2大勢力が幅を利かせることになりそうです。

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