今回は、Pauperの呪禁オーラについてです。
使えるパーツも、モダンと遜色ないほど揃っています。
14:《森/Forest》 3:《カルニの庭/Khalni Garden》 -Lands(17)- |
4:《魔力変/Manamorphose》 4:《豊かな成長/Abundant Growth》 4:《楽園の拡散/Utopia Sprawl》 4:《怨恨/Rancor》 4:《天上の鎧/Ethereal Armor》 4:《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》 3:《祖先の仮面/Ancestral Mask》 -Other Spells(27)- |
4:《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》 4:《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》 4:《シラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalker》 4:《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid》 -Creatures(16)- |
3:《スズメバチの一刺し/Hornet Sting》 3:《散弾の射手/Scattershot Archer》 2:《若き狼/Young Wolf》 2:《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》 2:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 2:《一瞬の平和/Moment’s Peace》 1:《鋭い痛み/Flaring Pain》 -Sideboard(15)- |
呪禁オーラとは
呪禁オーラとは
除去には非常に強い一方で攻撃力に欠ける軽量呪禁クリーチャーと
除去には非常に弱い一方で爆発的な攻撃力を与えるオーラ
を組み合わせることで構築されたコンボ系アグロデッキです。
デッキが呪禁もちクリーチャーとエンチャントから成り立っているためコンボの妨害が非常に難しく、特にメイン戦では殆どのデッキはただコンボが成立するのを眺める事しかできません。
そのうえ、一度コンボが成立してしまえば「高いパワータフネスという強靭な戦闘能力」「呪禁によるほぼ無敵の除去耐性」「魂の絆能力によってライフレースで最強」と3拍子がそろったクリーチャーが完成し、大体勝ち。
このように、呪禁オーラは「妨害されにくさ」と「成立した時の制圧力」を兼ね備えた強力なコンボデッキとなっています。
弱点を補強しあう4種のパーツ
呪禁オーラは各パーツが互いの弱点を補強する事で成り立っているため、構築のバランスが非常に難しいデッキです。
色の性質上優秀なドローソースを持たず、特にシビアなバランス配分が求められます。
このバランス配分の参考として、以下では呪禁オーラを構成する4種のパーツについて見て行きましょう。
呪禁クリーチャー
オーラを大量に張り付ける対象。8枚~12枚採用されます。
最低でも1枚は引かなければ話になりませんが、逆に何枚も引いても1/1が横にならぶだけであまり強くありません。
呪禁オーラを使っていてよくある負け筋は「呪禁の小粒なクリーチャーばかり引いてしまって負ける」・「呪禁クリーチャーを1枚も引かず手札でオーラが腐って負ける」の2つです。
そのため、デッキを構築する上では「12枚入れつつ複数引いても困らない構成にする」・「8枚入れつつ1枚も引けなくても動ける構成にする」のどちらかを意識しておきたいところ。
フィニッシャー
《祖先の仮面》、《オーラのナーリッド》、《アルマジロの外套》など
3マナの強力なオーラやクリーチャー。
このデッキは呪禁クリーチャーという単体で非常に弱いクリーチャーを多く採用しているため、その分ほかのカードで攻撃力を挽回しなくてはいけません。
《祖先の仮面》や《オーラのナーリッド》はオーラが場にあればあるほど強化されるため、呪禁オーラにとって最良のフィニッシャーと言えます。
フィニッシャーを引けなければただ弱いカードの寄せ集めデッキになってしまうので、デッキの動きが悪くならない限り多めに積んでおきたいカードですね。
1マナオーラ
余ったマナでデッキの動きを補佐するオーラ。
呪禁クリーチャーと3マナのフィニッシャーだけではゴテゴテした動きになってしまいがち。
その穴を埋めてマナカーブを綺麗にするのが1マナオーラの役割です。
マナ加速やトランプル・先制攻撃付与など1マナとは思えない仕事をしつつ、《祖先の仮面》の修整値もあげてくれるデッキの基盤的カードです。
採用している他のカードの配分に合わせて微調整するのが基本。
対布告クリーチャー
呪禁+オーラの組み合わせには、《ゲスの評決》を始めとする布告除去に対して除去耐性が役に立たないという弱点があります。
tier1に黒単がいる今のメタでは呪禁クリーチャーをただ横に並べるだけでは布告対策としては不十分なため、《若き狼》・《カルニの庭》などの布告除去に強いカードで呪禁クリーチャーを守らなければいけません。
サンプルレシピではサイドからの採用ですが、メインから採用するケースも十分考えられます。
メインから採用する場合には、このクリーチャーにオーラを張るプランも考えておきたいですね。
呪禁オーラの良さ
呪禁オーラの強みはその制圧力の高さです。
一度コンボが決まってしまえば10/10トランプル先制攻撃は当たり前。
さらに、《アルマジロの外套》を始めとする魂の絆能力によってライフレースでは向かうところ敵なし。
ビートダウン相手であれば1/1呪禁⇒怨恨+天上の鎧⇒アルマジロの外套へとつなげればまず負けません。
強靭なクリーチャーで相手を押しつぶしてみたい!という方には非常にオススメのデッキです。
是非一度その破壊力をお試しください!
以上、強靭!無敵!最強!の呪禁オーラデッキ分析でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)