本日6/28、来月発売の新セット「異界月」の公式プレビューが開始。同時に、そのメカニズムが公開されました。
参考リンク:『異界月』のメカニズム/マジック:ザ・ギャザリング 日本公式
参考リンク:月を超えて その1/マジック:ザ・ギャザリング 日本公式
イニストラードを覆う影から「変身」「マッドネス」「昂揚」の再録が発表された他、新たなメカニズムとして「合体」「現出」「増呪」が取り上げられています。
合体
手札に戻せる対象が3マナ以下に限定された《巣穴のこそ泥》の下位互換と、2マナ2/1バニラ。
2体が場にそろうと…。
5/6速攻威迫に加え、味方も全体強化するフィニッシャーへと合体。
Pauperでは表面の力不足感が否めませんが、リミテッドで盛り上がりそうなカードですね。
面白いメカニズムなだけに、コモンの合体カードは今回これしかないらしいのが残念。
人気があればまた出てくるようなので、今後に期待です。
不憫なグリフ
唱えたときにカードを1枚引ける7マナ3/4飛行。現出という新たな代替コストを持っています。
Pauperではウルザランド3種がそろった状態からすぐに唱えられるのが優秀で、唱えた時点で打ち消されてもアドを取れているのが強力。
最速3ターン目からアドを取りつつ《秘密を掘り下げる者》や《コーの空漁師》をガッチリ止められるので、ウルザトロンでは《熟考漂い》に勝るとも劣らない活躍ぶりを見せてくれるでしょう。
現出を利用すれば大幅に軽いコストで唱えられるのも嬉しいポイントで、例えば《海門の神官》や《激情の共感者》をコストにすれば3マナで唱えられ、盤面に応じてテンポとアドのどちらを優先するか選ぶことができます。
トークンを出して仕事を終えた《大槌の接合者》をコストにするのもありですね。
<優秀な現出クリーチャーが増えれば、激情の共感者がかなり使いやすくなる>
また、ウルザトロン以外でも現出を前提とした採用が検討できます。
ただ、この場合は「点数で見たマナコストが大きいクリーチャーが場にいないと高確率で手札で腐る」リスクに注意が必要です。
例えば、《尖塔のゴーレム》や《金属ガエル》といった親和クリーチャーをコストにすれば1~2マナで唱えられるものの、やっている事は「キャントリップ付きのオーラ」より弱い(召喚酔い・重ね張り不可・対象が限定的)ため、リスクに見合ったリターンと言えるかは微妙。
《嵐縛りの霊》のように生け贄に捧げる事がメリットになるクリーチャーも採用するなど、デッキ全体で「手札で腐りにくい構成」を意識したいところです。
邪悪借用
帰ってきた双呪。
増呪とその名前を変えて、「3つ以上のモード」を持つタイプも出てくるようです。
《邪悪借用》は1マナで+1/+1修整・-1/-1修整、3マナでその両方が選べるインスタント。
タフネス1除去やバットリなど小回りが利くので、黒単アグロに1枚入れてみても良さそう。
合体・現出・増呪。どれも活かしがいのある面白いメカニズムですね!
新たなマッドネスと共鳴者コモンにも期待したいです。
不憫なグリフは青黒探査デッキに追加のフィニッシャーとして入れたくなる性能ですね
殴った後のアンコウを青1マナで飛行に変えつつアドとか、熟考漂いを生け贄して爆アドは一度やってみたいw