本日7/9、とうとう異界月のフルスポイラーが公開されました。
いつも通り、新たに収録されたコモンをPauper目線で見ていきましょう!
白と青の注目カードは、この2枚。
《捨て身の歩哨》:3マナ1/2で、死亡すると3/2トークンを出す兵士。
昂揚時は3マナ4/2となり、環境に多く存在するタフネス4と相打ちしてからトークンに繋げられるようになります。
昂揚を安定して達成できれば、死亡前・死亡後ともに高いクロックで相手にプレッシャーをかけられる1枚です。
墓地肥やしの少ない白単体での昂揚は難しそうですが、黒と組ませれば早めに達成できますし、序盤はいっそ《屍肉喰らい》で食べてしまうのもアリ。
《突発的変化》:自分の墓地にあるカードの枚数分だけパワーを下げる1マナの瞬速持ちエンチャント。
1マナと軽い上に瞬速を持つおかげで構えやすく、これで相手の高パワークリーチャー1体を無力化できれば一気にテンポを取ることができます。
《グルマグのアンコウ》を1マナで無力化できるのが強く、《神秘の指導》コントロールでもサーチ候補として検討できる優良オーラです。
白
《恩寵借用》:3マナで自軍全体に+2/+0修整か+0/+2修整・5マナで+2/+2修整を与える増呪インスタント。
白単トークンでたまに採用される《補強》の上位互換なので、そこと入れ替わりになるかと。
《スレイベンの軍旗手》:1マナ1/1のスペルシェイパー。2マナとタップと手札1枚消費で1/1トークンを1体出します。
《アイケイシアの触れ役》と比べると出せるトークンの数が減ったものの、本体のマナコストが1マナになり扱いやすくなっています。
土地が足りないときに《金切るときの声》を捨てて、次のターンのフラッシュバックに繋げたい。
《鉄覆いの処刑者》:場に出たときに墓地のオーラか装備品カードを1枚手札に戻す3マナ3/2。
《オーラ術師》と違って《未達への旅》や《拷問生活》は回収できませんが、装備品を回収できる点とパワーの高さが差別化ポイント。
《月皇の外套》:2マナの+2/+2オーラ。「1マナとパーマネントを1つ生け贄にすることでそのターン飛行を得る能力」を与えます。
合計3マナで+2/+2修整と飛行がついてもそこまで強くないので、パーマネントを生贄に捧げられることをメリットにしたいところ。
とりあえず思いつくのは《未達への旅》を出して即生け贄で永久追放とかですかね。
青
《巧妙なスカーブ》:流動石能力もちの3マナ2/3果敢。
果敢でタフネスがあがるおかげで流動石能力をさらに起動できるようになる、というのは結構好みのデザイン。
《棚卸し》:ソーサリーになって、相手の墓地を参照しなくなった《蓄積した知識》。
《蓄積した知識》の代わりにこれを使えば相手の《蓄積した知識》とのにらみ合いになる心配はなくなりますが、それは相手も同じ。
相手はインスタントタイミングで引けるのに、自分はソーサリータイミングでしか引けないのはちょっと癪ですね。
《相変位》:対象がクリーチャーに限定された《幽霊のゆらめき》。ほぼ下位互換と言えます。
既存の《幽霊のゆらめき》デッキでもゆらめきが4枚積まれることはめったに無いので、こちらも込みで5枚以上体制をとるデッキはあまり思いつきません。
エターナルマスターズ解禁以降、様々なタイプの《流浪のドレイク》デッキが登場し、《幽霊のゆらめき》も巻き沿えで禁止になるのかなとも心配していたのですが、このカードが登場するあたりゆらめきが禁止になることはなさそうですね。
《悟った狂人》:4マナ0/2+3/2トークン。
《雲ヒレの猛禽》の2段階進化には便利ですが、流石に4マナは重いか。
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以上、異界月フルスポイラーコモン考察【白・青】でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
突発的変化は、青単のサイドボード定番のタップ系エンチャントと入れ替わりそうですね。
突発的変化いいな
ティーチングだとアンコウの対処に困るのよね
《悟った狂人》が《狂った狂人》になってますよー
ありがとうございます。修正しました!