新カード情報

モダンマスターズ2017にて炎樹族の使者と葬儀甲虫がコモン落ち。相性の良いカードを考察

今月発売する特殊セット『モダンマスターズ2017年版』の収録カードが続々と公開されています。

 

セット名:『モダンマスターズ2017年版』
カード種類数    249
発売日     2017年3月17日
希望小売価格     1,000円(税別)
Magic Onlineでの発売日 2016年3月23日

参考リンク:『モダンマスターズ2017年版』/mtg日本公式

 

多くの「モダンでよく見かける高額カード」の収録が確定しており、モダンプレイヤーにとって非常に嬉しいセットとなっていますが、Pauperプレイヤーにとってもコモン落ちによって環境が変わりうる注目のセットです。

 

すでに、《炎樹族の使者》や《葬儀甲虫》などの強力なカードのコモン落ちが発表されています。

 

モダンマスターズ2017年版発売以降は、これらのカードもPauperで使用可能になります。

 

マグマの噴流・炎樹族の使者

参考リンク:Gotta Go Fast

《マグマの噴流》:占術2付きの2マナ2点火力。

ダメージ効率はやや悪いものの、使いやすいドロー操作カードの少ない赤において占術2付きの火力は貴重な存在です。

 

特にタフネス2の除去として使えれば、実質的に《定業》《稲妻》と動いたのと同じ。

バーンや赤単スライで、不要な《山》を下に送りつつ《火炎破》を探しに行く動きをよく見かけることになりそうです。

自分のメインで唱えるよりは、アップキープに唱えた方が占術の恩恵を早く受けられるのを忘れずに。

 

 

《炎樹族の使者》:2マナフリースペルの2/2。

実質0マナで2/2を展開できるのはテンポ面で最低でも1マナ、下手すればそれ以上に有利に働きます。

特にPauperは全体除去が基本的にタフネス1向けのものばかりなので、《イラクサの歩哨》→《炎樹族の使者》×2→《巣の侵略者》で2ターン目に2/2が4体も並んだら、もうお手上げ。

 

赤単・緑単の速攻デッキでは文句なしの性能で、特に赤単では2ターン目に《魔力変》から《ゴブリンの奇襲隊》につないで10点近いダメージも狙えます。

《上機嫌の破壊》《骨断ちの矛槍》もさらに使いやすくなりますね。

 

ボーラスの占い師

《ボーラスの占い師》:インスタント・ソーサリー限定のサーチ能力つき2マナ1/3。

 

《海門の神官》と比較すると、今後活躍するであろう《炎樹族の使者》を含むパワー2を2ターン目から止められるのが強み。

 

弱点は、「《熟考漂い》や土地を探すのに使えない」・「サーチ範囲がトップ3枚なので、インスタント・ソーサリーを24枚積んでも約20%の確率で外れる」こと。

とりあえずは《海門の神官》で、調整の結果インスタント・ソーサリーの枚数が多くなればこちらに切り替えといった感じでしょうか。

 

自身が布告除けとなりつつ単体除去対策を探しに行けるので、ウィーゼロックスで使ってみるのもアリですね。

インスタント・ソーサリーを30枚積もうと思うと、《秘密を掘り下げる者》を抜くことになるのが気になりますが…

 

かじりつくゾンビ・葬儀甲虫

参考リンク:Magic: The Gathering Modern Masters 2017 Preview

《かじりつくゾンビ》:ドレイン能力持ちのサクリ台。

生け贄能力に2マナかかってしまうので気軽には使えませんが、ゾンビシナジーを活かしたデッキでは能動的にクリーチャーを墓地に送りつつライフアドバンテージをとれるのは高評価。

1回も殴ることなく相手のライフを削り切る形のデッキになりそうです。

 

 

《葬儀甲虫》:黒では初となるレアからのコモン落ち

《屍肉喰らい》と組ませて下さい」と書いてあるようなカードで、《スゥルタイの使者》のように2回生け贄に捧げられるクリーチャーがいれば瞬く間に4/4以上のクリーチャーが並んでいきます。

 

単体ではただの1/1でしかないので、サクリ台・布告除去・生け贄要員をしっかりと積んだうえで採用したいところ。

今まで、レアからのコモン落ちは「スペルが強くクリーチャーが弱い」時代の水準のものだったので、《葬儀甲虫》という比較的最近のレアがコモン落ちするとは思いませんでした。

スタンダードのレアにいてもおかしくない水準の1マナクリーチャーがPauperに来てくれるのは嬉しいですね。

 

これから公開されるコモン落ちカードにも注目です。

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