エターナルマスターズは過去最高のPauper参入への大チャンス！高額コモンの再録状況を見ていく

6月発売の特殊セット『エターナルマスターズ』の収録カードが続々と公開中。収録カードをみていると発売が待ち遠しくなりますね。

セット名：『エターナルマスターズ』
カード種類数    249
発売日    2016年6月10日
希望小売価格    1,000円（税別）
Magic Onlineでの発売日　2016年6月17日～7月6日
Magic Onlineでの販売価格　$6.99

Pauper目線で見たときの『エターナルマスターズ』の魅力は大きく分けて２つあります。

1つ目は「今まではコモンとしての収録経験がなく、Pauperでは使用できなかったカード」がコモンとして収録される(＝コモン落ちする)可能性があること。

《敏捷なマングース》のコモン落ちが判明しており、エタマス発売後は《敏捷なマングース》がPauperで使用可能になることが確定しています。(これについてはエタマスコモン落ちの記事で)

2つ目は「高額で手が出にくかった強力なコモン」が再録されることで一気に値下がりし、手に入りやすくなる可能性があること。

たとえアンコモンとしての再録でもPauperでは変わらず使用可能なため、流通量の増加による値下がりが予想されます。

例えば4tix以上の高額コモンだった《噴出》は、ヴィンテージマスターズでアンコモンとして再録されたことで手に入りやすくなり、一時は0.2tixまで値下がりしました。(現在は1tix～2.6tix)

このように特殊セットで再録された高額コモンは、たとえそれがアンコモンとしての再録であっても一定期間大きく値下がりするため、特殊セット発売直後は値下がりした高額コモンを買いそろえてPauperに参入する絶好のチャンスとなっています。

今回は、そんな「エターナルマスターズでの再録が判明している高額コモン」を見ていきます。

エターナル環境では定番の打ち消し呪文、《目くらまし》。

Pauperでは中盤以降に腐りやすい点を嫌って採用が見送られることも少なくないのですが、最近は《魔力の乱れ》を積んだデッキも増えており、「安くなるなら《目くらまし》に切り替えたい」というプレイヤーも多かったのではないでしょうか。

MOでは25tix前後で安定していた高額コモンでしたが、すでに7tixまで値下がりし、格段に手に入りやすくなっています。

発売後はさらに下がる可能性が高いでしょう。私も買います。

青と赤の定番サイドカード、《水流破》と《紅蓮破》も再録。

「サイドが高いから青と赤のデッキは組みにくい」と思っていた方にとっては、またとないチャンスですね。

どちらも5tixを超える高額コモンでしたが、すでに《水流破》は3tix・《紅蓮破》は1.7tixまで値下がりしています。

紙の方でも100円以上する地味高カードだっただけに、リアルPauperプレイヤーにとっても嬉しい再録です。

MOでは安いものの、紙では2000円近くしていた高額コモン《Chain Lightning》も再録。

日本語名は《稲妻の連鎖》になったようですね。リアルパウパーでバーンを組む人が増えそうです。

また、一時は5tix近くまで値上がりしていた《炎の稲妻》も再録。

安い時でも2.5tixくらいはしていた高額コモンでしたが、すでに0.8tixまで値下がりしています。

今まで挙げてきた高額コモンと違って「コモンとしての再録＝流通量が格段に増える」ので、1tixで4枚そろえられるくらいまで値下がりするかもしれません。

火力主体の赤単が組みやすくなりましたね。

ノンクリーチャーの青黒コンを組む理由となっていた強力な布告除去《無垢の血》と、呪禁オーラにおける必須カード《祖先の仮面》も再録。

《無垢の血》は元々1～2tixだったのでまだ目立った値下がりはありませんが、《炎の稲妻》同様コモンでの再録なのでグッと下がってくるかと思われます。

《祖先の仮面》は元は8tixだったのが2.5tixまで値下がりしており、呪禁オーラも総額50tixで組めるお手軽デッキとなりました。

今までもヴィンテージマスターズやテンペストリマスタードなどで高額コモンが再録されて手に入りやすくなることがありましたが、「Pauperのメタゲームの第一線で大活躍している高額コモン」がここまで再録されるのは初めてのことです。

「コモンだから安いと聞いていたけど、地味に高いカードもあるからどうしようか悩んでいた」という方は、過去最高のチャンスであるこの機会に思い切ってPauperに参入してみるのはいかがでしょうか。