今回も、破滅の刻で新たに収録されたコモンをPauper目線で見ていきます。
黒と赤の注目カードは、この2枚。
《忌まわしい生き残り》:黒くなったことで+1/+1修整から+2/+0修整に変わった《ヘクマの歩哨》。
手札を4枚捨てれば一気に10点ダメージを狙えるようになり、より瞬殺コンボ向きに。
《遺棄地の恐怖》とともに黒の瞬殺コンボデッキのフィニッシャーとしての採用が検討できます。
《暗黒の儀式》から2ターン目10点を狙いたい。
《火付け射手》:果敢タイミングで対戦相手に1点ダメージを飛ばす2マナ2/1。
バーンにおいて《熱錬金術師》と比較したときの最大の利点は、着地後即除去を使われてもインスタントを連打すればダメージを与えられること。最低限の仕事をしやすいデザインになっています。
《貫かれた心臓の呪い》で誘発するのも偉いですし、単体でもパワー2のクリーチャーなので相手の場のクリーチャーを除去して殴る選択肢が出てくるのも高評価です。
低マナの除去が多く、《熱錬金術師》が生き残りにくい現環境では最低限の仕事をしやすい点を買われてこちらが優先されるようになるのではないでしょうか。
もちろん、両方採用して長期戦を見据えた構成にするのもアリだと思います。
黒
《致死の一刺し》:-1/-1カウンターを置くことを追加コストとする確定除去。
《毒の責め苦》:-1/-1カウンターを3つ置く除去で、相手に選択権のある追加効果付き。
大抵パーマネント・手札・ライフのどれか1つは余裕があるものなので、滅多に刺さらないのが辛い。
《弱点消し》:サイクリング付きの2マナ破壊不能付与インスタント。
黒で腐りにくい除去対策は貴重ですが、2マナはちょっと構えにくい。
《不憫なラクダ》:2マナ2/1で、死亡時に砂漠が自分の場か墓地にあると1枚ハンデス。
ただでさえ死亡時誘発のハンデスは弱めなのですが、砂漠が必要となるとさらに厳しそうです。
赤
《突破》:自軍全体にトランプルを与える1マナキャントリップ呪文。
対象を取らないので立ち消えの心配もなく、《窯の悪鬼》を採用したデッキでの採用が検討できます。
チャンプブロックで時間を稼がれやすい親和にも1枚入れておくと相手の計算を狂わせることができて強そうです。
サイクリング感覚で唱えやすいのも嬉しいですね。
《金色のセロドン》:自分の場か墓地に砂漠があると攻撃するたびにブロック不可能力が誘発。
繰り返し使えるブロック不可能力はかなり強いですが、やはりちょっと重すぎでしょうか。
《ケンラの潰し屋》:督励すると3マナ4/3威迫。
《棘モロク》:3マナ2/2果敢。攻撃時のみ先制攻撃。
ブロックに対応して《稲妻》を唱えると《グルマグのアンコウ》すら突破できるのが偉いです。
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以上、破滅の刻フルスポイラーコモン考察【黒・赤】でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
黒はリミテッドでは強いカラーパイを多く与えられているおかげでコモンの新規カードに期待しづらいのが悲しい
最近黒単がかなり厳しいだけになおさら