本日4/15、アモンケットのフルスポイラーが公開されました!
さっそく、新たに収録されたコモンをPauper目線で見ていきます。
白と青の注目カードは、この2枚。
《結束のカルトーシュ》:1マナで+1/+1修整・先制攻撃付与に、なんと1/1警戒トークンがついてくる破格のオーラ。
呪禁オーラで使えば突破力が一気に上がると同時に、トークンによって布告除去への耐性もつけられる1枚で2度おいしいカードです。
白単アグロにおいても、白の1マナでクロックを2点あげられるオーラなのが非常に強力。
1ターン目に《スレイベンの検査官》→2ターン目に《結束のカルトーシュ》を張って2/3先制攻撃→生成されたトークンに2枚目の《結束のカルトーシュ》を張って2/2先制攻撃警戒、と動けばオーラの弱点もほとんどありません。
今まで他に使いやすい白の1マナオーラがなかったせいで白単ではあまり見かけなかった《天上の鎧》ですが、これを機に《熟達の刃の精鋭》と共に使われる事も増えてくるのではないでしょうか。
《知識のカルトーシュ》:2マナで+1/+1修整に飛行に1ドローまでできるオーラ。
緑や白なら呪禁オーラで使われていたであろう性能の高さです。
課題としては、青においては2マナのオーラを活かせる構成が少ないこと。
優秀な青いクリーチャーの多くは元々飛行を持っている点も気になります。
とりあえず思いつくのは、《ぬめるボーグル》や青の果敢系クリーチャーと組ませたり、青緑感染における回避能力付与枠として使ってみる感じでしょうか。
白
《選定の司祭》:自分のクリーチャートークンに限定された《魂の管理人》能力もちの2マナ1/3。
タフネスが高いおかげで《電謀》に巻き込まれず、ブロッカーとして使いやすいです。
不朽のおかげで粘り強く、《金切るときの声》とはタップコスト・ライフ回復の両面で相性が良くなっていますね。
《金切るときの声》を軸にしたトークンデッキで候補に挙がる1枚。
《束縛のミイラ》:他にゾンビが出るたびにタップさせる2マナ2/2ゾンビ。
白にゾンビはほとんどいないので、必然的に黒白ゾンビで使うことになりそうです。
《屍肉喰らい》+《グールの解体人》で相手クリーチャーを複数体タップしつつ重たい一撃を加える、と言った感じでしょうか。親和に対してはマナを縛ることもできます。
《突風歩き》:督励すると2マナ3/3飛行。
警戒付与やアンタップ能力を持つカードが大量に入っているデッキなら《オーリオックの太陽追い》に近い使い方ができますね。
《オケチラの名のもとに》:ゾンビデッキ用の2マナで+2/+1の全体強化。
白なら3マナに使いやすい全体強化がたくさんあるので、わざわざこれのためにゾンビデッキにすることはなさそうですが、黒白ゾンビが成立するなら候補にあがる1枚。
《聖なる猫》:1マナ1/1・絆魂・不朽1マナ、とシンプルな猫。
生け贄のコストとしては《宿命の旅人》にマナ効率で劣りますが、それでも5枚目以降の枠として有用です。
コンボに組み込まずとも、白単アグロで《骨断ちの矛槍》などを持たせるだけでも十分優秀なクリーチャー。
不朽込みで相手クリーチャー2体と交換しつつ6点もライフを回復出来れば、かなり有利に試合を運ぶことができます。
Pauperでは不朽は打ち消せないので、青単フェアリー戦でも優秀。
《断固たる修練者》:3マナ3/2警戒。不朽は5マナ。
流石に重いの一言。
不朽は能力の時点で強すぎるので、よほど単体で非力でもないかぎり高コストになってしまうのは仕方がないですね。
青
《ヘクマの歩哨》:パンプ能力付きの3マナ2/3。
サイクリングだけで見ると1マナサイクリングや《通りの悪霊》でも修整効率は微妙ですが、《トレイリアの風》で7枚カードを捨てれば2マナで+7/+7修整ととんでもないクリーチャーになります。
3ターン目に出して《稲妻》を《通りの悪霊》で回避し、《噴出》から《トレイリアの風》で大ダメージを狙うデッキが組めそうです。
《ヒエログリフの輝き》:4マナ2ドローのインスタントで、1マナサイクリング付き。
打ち消しを構えたい青系コントロールにとっては、土地が伸びていない序盤はサイクリング・伸びた後はアドバンテージに繋げられるのが使いやすいです。
《蓄積した知識》とは「墓地対策に強く、1~2枚採用でも問題ない点」、《熟慮》とは「墓地に残るので、回収して再利用したり探査のコストに当てられる点」で差別化できるので、十分候補に挙がって来ると思います。
《周到の書記官》:インスタント・ソーサリー回収能力をもつ3マナ2/2。
生け贄に捧げなければならず、タップ能力ゆえのタイムラグを考えると《古術師》のほうが使いやすいですが、3マナなので《発掘》で場に戻せる利点があります。
《洞察の探求者》:2マナ1/3のルーター。
クリーチャーでない呪文を唱えていないと起動できないためマッドネスデッキでは使いにくいですが、タフネスが3になったおかげでクリーチャーとしての信頼感は格段に上がっています。
《這い寄る刃》:タフネス2になったことで、Pauperでの人権を手に入れた「1マナパワー1のブロックされないクリーチャー」。
2ターン目に《深き刻の忍者》につなぐ要員としては最高の性能。
ならず者なので徘徊系呪文とも相性が良いです。
《ター一門の散兵》:2マナ2/1。不朽は4マナ。
青で2回使えるクリーチャーは珍しいのですが、Pauperの青の厚いラインナップを超えられるかというと微妙。
《結束のカルトーシュ》は優秀なカードが多いカルトーシュの中でも、ずば抜けて強いですね。
クロック速度も高いですし、白い速攻デッキの定番カードになってくるレベルのカードだと思います。
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以上、アモンケットフルスポイラーコモン考察【白・青】でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
熟達の刃の精鋭がパッと出てくるのがすごいな