このページでは現在Pauperのトップメタにいるデッキを紹介し、その概要を説明していきます。
トップメタデッキ一覧
2018年1月現在のメタ
Tier1
Tier2
Tier3
緑単ストンピィ 青黒コン(青黒アンコウ・青黒フリッカー)
他
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各トップメタデッキの概要
青単フェアリー
0~2マナの小さな隙で場に出せる飛行生物を展開し、相手のブロッカー・除去・その他面倒な呪文を片っ端から打ち消し続け、空からライフを攻めていくクロックパーミッション。
《定業》・《噴出》などドロー呪文に恵まれているおかげで、打ち消し呪文が中々途切れないのが特徴。
大抵のデッキに有利が付くほど強力なデッキなため常にトップメタに存在し続けており、それ故に真っ先に対策され続けているデッキ。
弱点:一度場に出てしまったカードへの対応策が少ない点と、生物のサイズが小さい点が弱み。
そのため、フィニッシャー級のクリーチャーを1ターンに何体も展開できる親和や、中堅サイズの飛行クリーチャーと1マナ火力を多用するボロスキティのようなデッキには弱い。
黒単信心
黒が得意とする除去呪文と3マナ2/2CIP持ちクリーチャーを使って場をコントロールした後、《アスフォデルの灰色商人》による大量ドレインを連打することで相手のライフを吸いきるデッキ。
除去・手札破壊・ドローを駆使して相手の手数を減らした上で大量ドレインによって延命できるため、非常に粘り強いのが特徴。
Pauperが生物環境なおかげで、ビート・コントロール・コンボ全てと万遍なく戦える安定したデッキ。
弱点:パウパーにしては珍しくマナ加速なしの重めな構成で、細かい動きが苦手。 「こう引ければ大抵のデッキに勝てる」、俗にいうブン回りと呼ばれる動きがないせいで、トップメタ同士の勝負では「速攻デッキを意識した構成と重低速コントロールを意識した構成の両立」に苦労しやすい。
ウィーゼロックス
インスタント・ソーサリー呪文を唱えるたびにパワーが上昇する《窯の悪鬼》・《ニヴィックスのサイクロプス》に、回避能力と二段攻撃を付与することで一気に相手のライフを20点以上削りきるコンボ系アグロデッキ。
少ないパーツでコンボが完成するうえに《定業》などの優秀なドロー呪文が豊富にあるおかげで安定してコンボを決めに行くことができ、特に立ち上がりの遅いデッキや除去の少ないデッキ相手に非常に強い。
弱点:《窯の悪鬼》・《ニヴィックスのサイクロプス》への依存度が高く、除去の多いデッキ相手には不利になりやすい。 《使徒の祝福》+《払拭》で対処できない除去が苦手。
親和
Pauperでは全てのアーティファクト土地が使用可能なことを最大限に利用して、親和・金属術により通常ではありえないスペックのカードを連打するアグロデッキ。
「1マナ2ドロー、0マナ4/4、1マナ4点火力」と考えるとその異常なデッキパワーの高さが分かる。
また、単純にデッキパワーが高いだけでなく、《エイトグ》+《投げ飛ばし》による瞬殺コンボもあって柔軟に戦える。
弱点:アーティファクト土地の脆さのせいで対策がされやすく、特に《ゴリラのシャーマン》を4枚積んだようなデッキには弱い。また、色事故しやすく、速攻デッキ戦では《予言のプリズム》などで下準備している間に押し負けることも少なくない。
バーン
赤の優秀な火力を詰め込んで4~5ターンで相手のライフを0にすることを狙うデッキ。
除去によって妨害されないため攻めが安定しており、初動の遅いデッキ相手には圧倒的に有利。
使えるカードがレガシークラスのカードばかりなのが特徴。
《ケルドの匪賊》しかクリーチャーが入っていないフルバーン型と、《傲慢な新生子》・《熱錬金術師》といったデッキと噛み合った性能を持つクリーチャーも採用したスライ型がある
弱点:ライフ回復や《赤の防御円》・打ち消しに弱く、青単フェアリーとの相性が悪い。
緑単ストンピィ
緑の優秀な生物を《怨恨》などの優秀な強化呪文で支援して相手のライフを削りきる速攻デッキ。
少ない土地で回るおかげで安定して動ける点と、除去耐性の高さが強み。
青単フェアリーや親和に対する強力なサイドカードを持っており、トップメタの多くのデッキ相手に互角以上に戦える。
弱点:緑単色のせいで除去呪文が殆ど無く、相手の行動に対する妨害手段に欠けるためメタ外の相手にあっさり負けることがある。 また、《一瞬の平和》や《虹色の断片》のような軽減呪文への対抗策がない。
白単トークン
複数の1/1飛行を場に出す呪文を利用して大量のクリーチャーを用意し、全体強化による瞬殺を狙う中速デッキ。
1枚で複数のクリーチャーを展開できるカードを多く採用しているおかげで、単体除去・布告除去に強いのが特徴。
・《町民の結集》まで入れてトークン戦略に特化させたもの
・《Order of Leitbur》のような単体性能の高めなクリーチャーを併用したもの
・青を足して《見張り番》による大量ドローを狙うもの
・赤を足して細かく除去できるようにしたもの
など、色々なタイプがある。
弱点:全体的にサイズの小さいクリーチャーが多く、全体火力が苦手。 タフネス強化パーマネントや《レイモス教の再興》によりある程度対処が可能だが、《墓所のネズミ》や《エヴィンカーの正義》の相手をするのは難しい。緑単ストンピィ同様、軽減呪文にも弱い
ウルザトロン
3種類そろうと膨大なマナを生み出せる「ウルザランド」を活かしたビッグマナ。
主に赤青緑の3色で組まれる。
豊富なドローとサーチカードによって土地がそろいやすく、高確率で4ターン目に8マナ以上を生み出せるのが強み。
《ファングレンの匪賊》を素早く展開してライフ回復で延命した後、《ウラモグの破壊者》や《熟考漂い》といった強力なクリーチャーを《憑依された沼墓》で何度も叩き付けるのが基本的な勝ち筋。
《ファングレンの匪賊》のおかげで親和に強い。
弱点:序盤は土地を探すのに費やすため立ち上がりが遅く、速攻デッキに弱い。また土地破壊に弱く、1枚ならまだしも2枚3枚と破壊されると厳しい。
呪禁オーラ
単体除去には強いが攻撃力の無い呪禁クリーチャーと、爆発的な攻撃力を与えるが単体除去に弱いオーラを組み合わせる事で強力な攻めを可能にしたコンボ系アグロデッキ。
コンボの妨害のされにくさと成立した時の制圧力を兼ね備えており、魂の絆効果によってライフレースもさせないため、対抗手段のないデッキにはめっぽう強い。
弱点:呪禁が役に立たない布告除去やオーラ破壊に弱い。
コンボデッキであるにもかかわらず優秀なドロー操作呪文を持たないため、引きが噛み合わないケースが目立つ。
《コーの空漁師》などを使う事で、こういった弱点を補強したタイプも存在する。
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いかがだったでしょうか?
またメタゲームが動いたり、サイトが更新されていくにつれて追記・修正も加えていく予定なので、ちょくちょく見に来ていただけると嬉しいです。
以上、トップメタデッキ分析でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)