今回は、《呪文づまりのスプライト》についてです。
Spellstutter Sprite / 呪文づまりのスプライト (1)(青)
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ウィザード(Wizard)
瞬速 |
基本情報
場に出たときに、条件付きで呪文を打ち消せるフェアリー。
2マナで呪文を打ち消しながら、カードアドバンテージを取れるのが優秀なクリーチャーです。
サイズは1/1飛行と心許なく、「呪文を打ち消せるかもしれないクリーチャー」というよりは”追加のクロック源となるオマケ”付きの打ち消し呪文といった印象。
単体でも1マナの呪文を打ち消す事ができますが、可能な限り一緒にフェアリーを採用して2~3マナの呪文も打ち消しやすい構成にしたいところです。
<マナコストが大きい呪文を使う親和・ウルザトロン戦でも対象は十分にある>
相性の良いカード
2ターン目に実質0マナで出せる《フェアリーの大群》は絶好の相棒であり、序盤から打ち消せる呪文の幅を大きく広げてくれます。
青は1ターン目に《定業》を使えるお陰で、2ターン目にこれらが揃っている事は珍しくありません。
終盤に引いた《フェアリーの大群》はサイクリングすれば良いので、無駄が少ないのも良いですね。
(追記※ 2016年1月27日付けで《フェアリーの大群》はPauper禁止カードとなっています。)
また、《深き刻の忍者》との相性も抜群。
飛行を持っている事から忍術の種としても使いやすい上に、忍術のコストで手札に戻るおかげで「もう一度打ち消し呪文として使い回せる」のが非常に優秀です。
テクニック
青でテンポを重視する場合の定番除去、《断絶》。
自分の場に《呪文づまりのスプライト》が居る場合、このカードは「打ち消し呪文」として使えるようになります。
例 自分の場:《呪文づまりのスプライト》・島2枚 手札:《断絶》
①相手が1マナの呪文を唱える
②自分のスプライトに《断絶》を打つ
③手札にスプライトが戻り、島を2枚アンタップする
④スプライトを唱えなおす。CIP能力がスタックに積まれ、1マナ呪文の打ち消しに成功する
場にスプライトがいる時は、断絶を「相手クリーチャーへの除去として使うべきか、打ち消しとして使うべきか」をよく考えておきましょう。
弱点・対策
このカードの弱点は「フェアリーを軸にするとタフネス1が多くなる」こと。
タフネスが2以上ある軽いフェアリーはあまり存在しないため、《呪文づまりのスプライト》を活かそうとすると、どうしても「タフネス1除去」に弱くなってしまいます。
とくに、繰り返し除去してくる《散弾の射手》と《クォムバッジの魔女》が鬼門。
Pauperはタフネス1への除去が厚い環境なので、注意が必要です。
また、スプライトの打ち消し能力は「場に出たとき」と「解決するとき」の2回「対象が適正か」のチェックが行われます。
そのため、打ち消せそうだと思っても場に出たのに対応して《稲妻》などでフェアリーの数を減らされると能力が対象不適正となり、立ち消えする恐れがあります。
相手が何か構えている場合には特に注意してください。
<稲妻で立ち消えさせられるケースは多い。本当に打ち消したい呪文は他のカウンターで消そう>
以上、呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite【Pauperカード個別考察】でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)