運命再編で新たに手に入ったコモンを色々なデッキで試していきます。
今回は、この組み合わせ。
2マナ1/1果敢で、死亡時にドローさせてくれる《ジェスカイの賢者》。
軽量ドローに恵まれているPauperならかなり高い性能を誇ります。
低コストで3点クロックになるクリーチャーと言うと《秘密を掘り下げる者》という強力なライバルがいますが、疑似的な除去耐性がある点ですぐれており、いっそ両方採用してしまうのもあり。
「果敢を使い倒せるデッキ」という事で、まずはこれをウィーゼロックスにいれて試してみました。
デッキリスト
5:《山/Mountain》 9:《島/Island》 4:《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 -Lands(18)- |
1:《巧みな回避/Artful Dodge》 1:《払拭/Dispel》 4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》 4:《稲妻/Lightning Bolt》 4:《定業/Preordain》 4:《思案/Ponder》 2:《シャドーの裂け目/Shadow Rift》 4:《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》 3:《ティムールの激闘/Temur Battle Rage》 1:《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》 1:《噴出/Gush》 2:《宝船の巡航/Treasure Cruise》 -Other Spells(31)- |
4:《窯の悪鬼/Kiln Fiend》 3:《ジェスカイの賢者/Jeskai Sage》 4:《ニヴィックスのサイクロプス/Nivix Cyclops》 -Creatures(11)- |
2:《炎の斬りつけ/Flame Slash》 1:《鋭い痛み/Flaring Pain》 3:《水流破/Hydroblast》 4:《紅蓮破/Pyroblast》 1:《払拭/Dispel》 1:《残響する真実/Echoing Truth》 2:《電謀/Electrickery》 1:《噴出/Gush》 -Sideboard(15)- |
せっかくなので、ついでに新カードの《ティムールの激闘》も採用。
代わりに、《秘密を掘り下げる者》と《突撃のストロボ》を抜きました。
対戦動画
実際の対戦動画です。
2枚の使用感
①窯の悪鬼なしの勝ち筋は大幅に減少
当然ではありますが、やはり飛行かつ1ターン目に展開できる3点クロックの存在は偉大。
同じく3点以上のクロックになりうるとはいえ、飛行を持たない《ジェスカイの賢者》だけで勝てる試合はありませんでした。
②黒単への耐性は向上
対黒単では、《ジェスカイの賢者》の「死亡したら次のカードへと手が伸びる」性能が非常に心強いです。
《ティムールの激闘》は《突撃のストロボ》と違って複数引いてしまってもコンバットトリックとして使えるため無駄にならず、アド損しにくい構成になっています。
《宝船の巡航》などのドローソースへ1ターン早く到達できるようになったことも相まって、黒単相手でもアドバンテージ勝負に持ち込みやすくなりました。
③瞬殺コンボ感が減り、中速デッキになった
デルバー⇒《ジェスカイの賢者》・ストロボ⇒《ティムールの激闘》と、それぞれ1マナずつ重くなった差は非常に大きく、全体的に速度は落ちています。
その分アド損しにくいデッキになっているので、瞬殺コンボデッキと言うよりは中速デッキと呼んだ方がいいかもしれません。
《ティムールの激闘》のおかげで突破力が確保されたため、対コントロール戦では回避能力付与呪文をサイドアウトできるようになったのも嬉しいポイント。
速度勝負をしてくる相手にはやや弱く、逆にコントロール力のある相手には強くなった印象です。
④ジェスカイの賢者は2/2~5/5
《ジェスカイの賢者》は基本性能でも2マナ2/2より強い感じ。
攻撃した時点では2/2でも、相手は「インスタントで3/3以上になるかも」と警戒するため、かなり攻撃が通りやすいです。
テンポ損なく3/3や4/4になる2マナクリーチャー(死亡時の保険つき)と考えると、かなり強いカードですよね。
フェアリー以外の青単テンポや、速度重視の赤青デルバーに入れてみたくなる性能です。
⑤噴出が欲しい
「1ターンの間に唱えたスペルの数」の恩恵が大きくなったので、《噴出》も採用したくなりました。
《宝船の巡航》よりも早いターンから使える上、0マナで唱えられるのが偉大です。
2ターン目《窯の悪鬼》から、3ターン目に《定業》+《ティムールの激闘》+《噴出》で20点トランプルを狙いたいところ。
最後に
《秘密を掘り下げる者》と《ジェスカイの賢者》
《突撃のストロボ》と《ティムールの激闘》
ウィーゼロックスではどちらも一長一短で、「どちらかが上位互換」という関係にはなさそうです。
『《噴出》vs《宝船の巡航》に続き、ウィーゼロックスに有力な選択肢が増えた』という感じ。
対戦相手からすると《ティムールの激闘》をケアすべきなのか、《宝船の巡航》対策を積むべきなのか、色々と悩ましいデッキになってきましたね。
以上、ジェスカイの賢者・ティムールの激闘入りゼロックスでした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
ティムールの激闘は、1/24のSCGオープンワシントンDC16位の白赤英雄的デッキに入ってましたね。
英雄的デッキの最後の一押しとしても使えるかもしれませんね。
この記事を読んで一番喜んでいるのは自分かもしれません。やっぱり実際に動いているところを見ると、イメージがし易くて参考になりますね。
《ストロボ》を《ティムールの激闘》にするならピッチスペルを増やしたいというのは全く同意で、《噴出》に加えて《変異原性の成長》も欲しくなりました。《シャドー》+《ストロボ》と《ティムールの激闘》+《変異原性の成長》のどちらが強いかはやっぱり一概には言えませんが、刺激の少ないPauperでこうして選択肢が増えてくれるのは本当に嬉しいもんです
ティムールの激闘にはかなり期待しています
赤は稲妻だけじゃないんだぞ!と威張れるデッキを組んでみたいですね
この前これと対戦させてもらいました。
ギタ調X2からの一撃死はあんまりです・・・
ジェスカイの賢者を採用するならば巧みな回避よりもひずみの一撃を採用したいですね
反復後は激闘の獰猛も達成しますし
なんか日本語おかしいっすね
賢者でも獰猛が狙い易くなりますよねっていいたかったんですわ
>1プレーヤーさん
ギタ調連打からの瞬殺は計算を大きく狂わされますよねー
私も手札0からのトップ定業→ギタ調→シャドー→稲妻でやられた事があります…
>海老焼売さん
なるほど
ジェスカイの賢者+ひずみの一撃+深き刻の忍者を軸にしたデッキもありかもしれません