本日12/29、来年1月発売の新セット「ゲートウォッチの誓い」の公式プレビューが開始。同時に、そのメカニズムが公開されました。
参考リンク:『ゲートウォッチの誓い』のメカニズム/マジック:ザ・ギャザリング 日本公式
参考リンク:すべての始まりに/マジック:ザ・ギャザリング 日本公式
今まではデメリットでしかなかった「色のないマナ」であることをメリットに変える無色マナシンボルに加え、新能力語の「盟友」・新キーワード処理の「支援」などが取り上げられています。
無色マナシンボル
ゲートウォッチの誓いの目玉とも言える、今までにない新たなメカニズム「無色マナシンボル」。
今までは不特定マナを支払うためにのみ使用されていた「色のないマナ」に、今回から新たな表記が付けられました。
これに伴い、無色マナを要求するカードが多数公開されています。
まだコモンの無色マナ要求カードが公開されていないためPauperでの影響は未知数ですが、わざわざ無色マナを用意するのは意外と難しいこともあってか、今までの無色のカードよりも強力かつ幅広い能力をもったカードが多く、期待が高まります。
Pauperでも《ウルザの塔》や《ダークスティールの城塞》・全景ランドといった無色マナを出す土地の評価に影響を与えるかもしれませんね。
欠色
戦乱のゼンディカーより、「欠色」が続投。
こちらも無色マナシンボルのカード同様、従来の無色のカードより強めに設定されやすく、《古きものの活性》で持ってきたいような強力なカードの登場に期待です。
《末裔招き》は、戦場に出た時に1/1のエルドラージ・末裔・トークンを1体戦場に出す3マナ2/2の欠色クリーチャーです。
1マナ重くなった代わりにトークンのパワーが1上がった《巣の侵略者》といったところ。
カードパワーは高くはないものの、とりあえず3マナ3/3相当で単体除去と1:1交換されないので十分な性能。
「《古きものの活性》で探せるクリーチャー」という意味では《末裔の呼び出し》より明らかに強くなっていますし、《吠え群れの飢え》とのシナジーを狙って5枚目以降の《巣の侵略者》としての採用も考えられます。
盟友
新能力語「盟友」。
自分と味方の同盟者1体をタップする事で起動できる能力を指しています。
味方の同盟者のタップはタップアウトレット形式なので召喚酔いを気にしなくていいのですが、盟友をもつクリーチャー自身は召喚酔いがとけるのを待つ必要があります。
①同盟者デッキでないと使えない②最低でもクリーチャーが2体並ぶ必要がある③召喚酔いの影響を受けるといったように条件が厳しく、構築戦での活躍は難しそうです。
むしろ「この能力がある=今回も多くの同盟者が収録される」ことの方が重要ですし、盟友はオマケ程度に考えていいかもしれません。
支援
新キーワード処理「支援」。
「支援Nを行う」は「クリーチャー最大N体を対象とし、それらの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個ずつ置く」ことを意味します。Nがどれだけ増えても、1体の上に置けるのは1個です。
「対象」という言葉が含まれるキーワード処理は今までにないメカニズムで、例えば注釈文がないと「英雄的は誘発しない」「立ち消えしない」ようにも見えます。
しかし、キーワード処理は特定の処理を別の単語に置き換えて表現しているだけであることを考えれば、「支援を持つ呪文なら英雄的が誘発する」「対象が全て不適正になれば立ち消えする」という裁定になると思われます。(※公式の裁定待ち)
《戮力協心》は、3マナで支援2を行いつつカードを1枚引くソーサリー。
2体を強化できれば実質「3マナ1ドロー+2/2」で、《ファイレクシアの憤怒鬼》に匹敵する強さとなります。
手札を減らすことなく戦線を強化できるのが優秀で、《安寧砦の精鋭》の頑強再利用や(誘発するのであれば)英雄的クリーチャーの強化としての採用が検討できます。
怒涛
新キーワード能力「怒涛」。
怒涛を持つ呪文は、「あなたかチームメイトがこのターンに他の呪文を唱えていた」場合に怒涛コストで唱える事ができます。
1マナキャントリップ呪文の多いPauperでは、比較的簡単に怒涛コストで唱えられそうですね。
《比較分析》は、4マナで2ドローするインスタント。怒涛コストは3マナ。
3マナ2ドローのインスタントとしてみると、3ターン目に唱えるのが難しく、《ギタクシア派の調査》から唱えても《予言》と同じなのが欠点です。
このカードを使うメリットとしては「5マナ構えた状態で、相手が呪文を唱えたら《対抗呪文》+《比較分析》怒涛。何も唱えなければ《比較分析》」と動けるところでしょうか。
青黒神秘の指導コントロールで候補に挙がる1枚。
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とうとうプレビューウィークがやってきました!明日はどんなカードが公開されるのか、楽しみですね!
以上、【ゲートウォッチの誓い】公式プレビューが開始!今までにない新たなメカニズムと新規コモンを考察でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)