青黒アンコウの定番カードであった《思考掃き》・《留意》を全て抜き、メインボードの2マナ以上のカードは《潮の虚ろの大梟》4枚と《対抗呪文》1枚だけ。
優秀な0マナ呪文と1マナ呪文でテンポアドを取ることにより、序盤から一気に勝負を決めに行く青黒アンコウがPauperリーグ5-0しています。
player:sultai4lyfe (5-0)
|
|
|
1:《払拭/Dispel》 |
対抗呪文じゃ遅すぎる?レガシー並のピッチスペルの応酬
青黒で《グルマグのアンコウ》を使うデッキと言うと
①《思考掃き》で素早く墓地を肥やした後、《対抗呪文》を構えながら《グルマグのアンコウ》を展開する青黒アンコウ
②除去と打ち消しで時間を稼いでから《対抗呪文》+《グルマグのアンコウ》で場を制圧する青黒神秘の指導
のどちらかでしたが、今回のデッキはより前のめりな構成です。
0マナで唱えられる《殺し》・《目くらまし》・《ギタクシア派の調査》でテンポを取りながら墓地にカードを貯め、素早く《グルマグのアンコウ》を展開。
0~1マナで唱えられる妨害手段で相手の除去を弾き、デルバーとアンコウの高いクロックによって相手が回り出す前に勝負を決めに行きます。
<相手の手札を確認してからハンデスするかを判断>
2マナの打ち消しでは遅いと判断されたのか、《対抗呪文》は1枚に絞られ、代わりに「状況を選ぶが、噛み合えば非常に強い0~1マナ呪文」が大量に採用されているなど、全体的に尖った構築になっているのが特徴。
ブン回ったこのデッキに勝てるアーキタイプはほぼ無いと言えるでしょう。
Pauperでは《定業》と《思案》が使えることを活かした、思い切りのある構成ですね。
<性能の高いドロー操作により、安定性が確保されている>
デルバーもエイトグもアンコウも止められる大梟の強さ
すでに構築実績の高いカードが多い今回のデッキの中でも異彩を放っているのが、《潮の虚ろの大梟》の存在。
2マナで飛行の2点クロックでありながら相手のデルバー・アンコウ・《エイトグ》を止められるのが強く、やや不足気味な「相手のアンコウへの対抗手段」として活躍してくれます。
こういった青黒の優秀な2マナクリーチャーを採用しやすくなったのも、敢えて《対抗呪文》を削ったメリットと言えますね。
デッキ総額は145tixとPauperにしてはかなり高額ですが、うち106tixが《目くらまし》の値段。
《目くらまし》を《魔力の乱れ》で妥協すればかなりの安価で組めるデッキなので、安くレガシーチックな動きをしてみたいという方はぜひ使ってみてください!
以上、2マナ以上はわずか5枚!極限までテンポアドを突き詰めた青黒アンコウがPauperリーグ5-0でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
ボロスキティやトロンのような立ち上がりの遅いデッキを想定しての構築なのかなぁ バーンとの対戦がどうなるか気になる
このデッキは本当にレガシーじみていますね
>106tixが《目くらまし》の値段
ホンマに目くらむわ
リアルpauper、やろう!(提案)
エタマスに目くらましが再録されることを祈るばかり
殺しは結構良いのかな?
ティーチングだと破滅の刃と相談かね
リアルpauperの輪を広げていこう!
妥協してもパウパーですは割高ですねー
サイドに採用されている眼腐りの終焉は重めだけど対アンコウ用のカードなんですかね?
おそらく。ソーサリーなら2マナにもアンコウを除去できる呪文もありますが、インスタントであることを重視されたのだと思います