アーティファクト呪文を合計3つ唱えるたびに3/3トークンを生み出していく《ゴーレムの鋳造所》を軸にしたアーティファクトループデッキ「Eggs」がPauperリーグで5-0入賞を達成しています。
ちょっとした差で性能がガラッと変わる面白いデッキなので、入賞リストをみて調整されている方も多いのではないでしょうか。今回は、このEggsを自分でも色々と調整してみました。
player:Virtuoso (5-0)
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0マナキャントリップ連打で大量の3/3を生み出す!
《ゴーレムの鋳造所》はアーティファクト呪文を唱えるたびにカウンターがたまり、カウンターを3つ取り除くと3/3トークンを生み出すアーティファクトです。
本来、3マナのこれを出した後でさらに3つのアーティファクト呪文を唱えるのはテンポ的に苦しいのですが、《エーテリウムの彫刻家》が場に出ている状態であれば話が変わってきます。
《彩色の星》を始めとした1マナのキャントリップアーティファクトが全て0マナ1ドローになるため、「ドロー→キャスト→ドロー→キャスト」を繰り返すだけで簡単に大量のカウンターを貯められるように。
このコンボを利用して次々に3/3トークンを展開したり、《霞の悪鬼》+《大霊堂の信奉者》でライフをゴッソリと奪っていくのが今回のデッキです。
このデッキで強いのが、墓地に1マナアーティファクトが溜まってきた後の《大あわての回収》。
その全てをライブラリートップに戻すことで再び「ドロー→キャスト」ループがスタートするので、4体以上の3/3を展開できてしまいます。
デッキ構造全体でコンボが成り立っているため、デッキを少しいじっただけでループ回数やコンボ成功率がガラッと変わってくるのが面白い。
ドロー性能に寄せれば、《霞の悪鬼》のパワーが20どころか30を超えることもありますよ。
クリーチャー除去に強いコンボ
このデッキの良い所は、クリーチャー除去を大量に積んだデッキに強いこと。
《エーテリウムの彫刻家》を除去されると1ターンにカウンターを6つ以上ためるのは難しくなってきますが、それでもアーティファクトを連打しているだけで勝手に3/3が増えていってアドが取れるうえ、相手のエンドに一気に7体出せるようになるまで敢えて温存する動きもできるのが偉いです。
クリーチャーを減らして、もっとコントロールに強い構成に変えてしまうのも良いですね。
自分好みに調整してみよう!
今回、自分でやってみた調整結果がこちら。
コントロールとは戦えても速攻デッキに押し負けることが多かったので、《ゴーレムの鋳造所》のトークンを4ターン目までに出しやすいよう特化してみました。
キャントリップ以外のアーティファクトとのシナジーがやや弱かった《大霊堂の信奉者》をぬき、追加のドローや《レオニンの従者》をメイン採用。
《レオニンの従者》は2マナ2/2+1ドロー+フィルターになったり3マナ2/2+2点火力になったりするのが偉かったです。
アーティファクト呪文を唱えているだけで勝手に3/3が増えていく《ゴーレムの鋳造所》デッキ。
1体目の3/3を出すのが遅いせいで今まではあまり見かけませんでしたが、場にあるだけでアドが取れるのはPauperでは破格の性能ですし、アーティファクトシナジーが増えれば増えるほど見かける事も多くなってくるのではないでしょうか。
是非、皆さんも色々な調整を試してみてください!
以上、Pauperリーグ5-0を果たしたゴーレムの鋳造所デッキの考察&対戦!でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
こういうデッキが出てくるのでパウパーは楽しいですよね。
うおお面白そう
鋳造所引けないとつらそうだな
エーテリウムの彫刻家でコスト軽減、レオニンの従者で墓地回収、霞の悪鬼でビート。
その基礎力もあった上で1マナ1ドローアーティファクト満載だから、ゴーレムの鋳造所へのアクセスは容易ではないかと。
あと、ほぞがいっぱいなので粗石の魔道士を採用したくなるなぁ。鋳造所とマナ域被ってテンポ悪いけど。
各種速攻デッキ相手だと鋳造所探すだけになりそうですね。
ゴーレムだと怨恨付いてるスカルガンとか止まりませんし。