2014年も終わりが近づいてきました。
そろそろ、今年を振り返る記事を書いていこうかと思います。
今回は、「今年新たに使えるようになった、Pauper環境を変えたと感じるコモン」ランキングです。
実際のメタに食い込んだランキングだと見慣れたカード=上位ランクになってしまうので、「Pauperの構築領域をどれだけ増やしたか」という視点で見ていきます。
対象セット:神々の軍勢・ニクスへの旅・基本セット2015・ヴィンテージマスターズ・タルキール覇王譚
第10位:探査クリーチャー
「放っておいても勝手に貯まる」墓地をリソースにできる、探査クリーチャー3種。
従来のコモン探査の《論理の結び目》・《死に際の喘ぎ》と違い、上手く使いこなせた場合に高い爆発力を期待できます。
今はこれらのクリーチャーを使ったデッキは殆ど入賞していませんが、今後の墓地利用領域を大幅に広げたのは間違いありません。
現状これらを一番うまく使いこなせてるのは、たなべさんの3色ドラゴン探査。
1マナで6/7速攻トランプル警戒がゴリゴリ殴っていく、もの凄く面白いデッキです!
是非一度使ってみてください!
参考リンク:【Magic Online】3色ドラゴン探査【ゆっくりPauper】/ニコニコ動画
第9位:マルドゥの頭蓋狩り
2マナパワー2、強襲+CIPでアドバンテージが取れる優良クリーチャー。
黒=黒単信心な現在のPauper環境に対し、「黒単信心を強化することなく、黒単ウィニーの可能性を広げた」絶妙な調整のカードです。
古参プレイヤーなら思い入れも強いであろう《暗黒の儀式》を活かした黒単ウィニーがメタにいれば、引退したmtgプレイヤーが復帰するキッカケになりそうですよね。
参考リンク:マルドゥの頭蓋狩りでデッキを考えていたら、大牙の衆の忍びが滅茶苦茶強かった話
第8位:ヘリオッドの巡礼者
オーラ版《石鍛冶の神秘家》と言われることも少なくない、優秀なコモンクリーチャー。
サーチ用クリーチャーの癖に、タフネスが2あるのが凄く偉いです。
オーラ軸のコンボデッキの可能性を大きく広げてくれた一枚。
今後優秀なオーラが出てくるたびに、このカードとの相性を欠かさずチェックしていきたいところです。
第7位:サテュロスの重装歩兵
赤では珍しい、1マナで3/3以上になりうるクリーチャー。
赤1マナ2/2は《ゴブリンの群勢》や《ジャッカルの使い魔》など癖の強いカードばかりなため、1マナ2/2として運用しても十分な性能です。
「自軍を対象に取る呪文」が多いデッキで本当に強いのは《アクロスの十字軍》の方ですが、このカードは《アクロスの十字軍》を引けなかった時の保険用クリーチャーとして重宝します。
「赤単=バーンかゴブリン」だったPauper環境で、赤単の構築の幅を広げてくれた一枚です。
参考リンク:【対戦動画】赤単英雄的・入賞
第6位:ケイラメトラの好意
手札を減らすことなく、マナ加速と多色化を同時に実現してくれる優良オーラ。
張るのに対応して対象を除去される事さえなければ、とりあえず最低限の仕事はしてくれます。
前のターンに出したクリーチャーに張れば、「差し引き1マナ」で「手札を減らさず」マナ加速できるのが凄い。
緑タッチ多色デッキを考える上で、常に候補にあがるカードです。
参考リンク:緑に色をタッチする上で考えておく必要のあるコト
第5位:三つぞろいの霊魂 金切るときの声
1/1飛行が大量発生するソーサリー。 《三つぞろいの霊魂》を使うなら大抵《金切るときの声》も入るので、セットでのランクイン。
言わずもがな、大量の1/1飛行から全体強化で瞬殺する白単トークンを成立させました。
ホント良いデッキですよね、これ。
《レイモス教の再興》の評価を大きく変えたデッキだと思います。
私以外にもファンの多いデッキなのではないでしょうか。
参考リンク:これが新たな白単の形?白単トークン分析
第4位:チェイナーの布告
フラッシュバック付きの布告除去。 なぜかシングルシンボル。
公開当初は「もしかして、黒単が凄いことになるのでは?」と思いましたが、《ゲスの評決》といい感じに棲み分けできていますね。
現状では黒単信心よりも、黒入り多色デッキでの存在感が強い呪文です。
「多色化を安定させるために土地枚数を増やしている」デッキにとって、どんなクリーチャーでも問題なく除去できる布告のフラッシュバックは本当にありがたい。
主に、今まで「除去があと1枚足りないせいで負ける」事の多かった青黒コントロールや、墓地に大量のカードが落ちる発掘デッキで大暴れしています。
黒マナ土地が0枚のウルザトロンでも使われているのが面白いですね。
第3位:光輝の泉 隠れ家ランド
ライフを回復しながらマナを伸ばせる土地。
主に低速コントロールで絶賛大活躍中のカードです。
DE復活直後は低速コントロールは殆ど存在しませんでしたが、タルキール覇王譚以降一気に増えました。
バウンスランドと組み合わせて、土地だけでライフが30点を超える試合も珍しくありません。
「低速多色デッキの可能性を大きく広げた」という意味で、第3位に入れました。
第2位:宝船の巡航
4枚積める《Ancestral Recall》。
単純に今のメタに与えた影響は文句なしの1位ですが、どれだけ強力でも結局は「カードを引く」だけなので、「構築領域を増やしたか?」という意味では第2位となりました。
今まで「単色か親和かトロンかコンボか」だったPauper環境で、コンボで無い多色デッキを大量に生み出し、構築領域を大きく広げてくれた一枚です。
最近、これを使った凄いアンフェアコンボデッキを見かけました。
入賞するまで予想デッキリストを書くのは控えておこうと思っていたのですが、来年になっても入賞していなかったら記事にしてみようと思います。
第1位:サテュロスの道探し
Pauper構築領域を広げたカード第1位は、《サテュロスの道探し》です。
《拷問生活》デッキを始め、墓地利用領域を大幅に広げてくれました。
仮に、墓地を手札のように使えるデッキがあれば2マナ1/1CIPで4ドロー。《宝船の巡航》も真っ青な性能の高さとなり得るが故の1位です。
墓地にカードを置く順番は自分で決められるので、《死の火花》との組み合わせが良い感じです。
年始に、スタンダードで《夜の咆哮獣》デッキを作ったのが懐かしい。
最後に
召集・探査・フラッシュバック・英雄的・占術。 面白いカードの多い1年でした。
皆さんの2014年コモンBest10はどんな感じでしょうか?
来年も、面白いコモンに期待したいですね! 特に、モダンマスターズ2が待ち遠しい!
以上、2014年を変えたコモン:Best10でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
domain愛好家としてはナイレアの存在が第1位です。部族の炎をぶっ放すのが気持ちいい。
と思ったらあれは2013年でしたね。失礼しました。
テーロスは灰色商人・ナイレアの存在・アクロスの十字軍(+ドラゴンのマントル)くらいでしょうか。
数は少ないですが、どれも新しいアーキタイプの軸になる強いカードですね。
10位のデッキを見てると、タルキール版ドラゴンエンチャントサイクルが来てほしいな。
巡航を使ったアンフェアコンボデッキとは・・・?
凄く気になります!
タルキ―ル出る前にプチ引退した自分としてはかなり有益な情報でした。
わけわからんカード一杯出てますねw
特に3枚ドローは意味わからんw
久々のトナプラで何だこのカードってなってたところです。