本日9/17、カラデシュのフルスポイラーが公開されました。
アーティファクト関連の強力なカードがたくさん見受けられます。
いつものように、新たに収録されたコモンをPauper目線で見ていきましょう!
白と青の注目カードは、この2枚。
《第九橋の巡回員》:《物騒な群衆》の上位互換。
味方クリーチャーの死亡時だけでなく、追放や手札に戻った時にも+1/+1カウンターが乗るようになりました。
《コーの空漁師》を出し入れしているだけで誘発するのが強化点。基本的にオマケ。
《物騒な群衆》自体が専用でデッキを組めば比較的楽に4/4以上になる強力なクリーチャーで、5枚目以降が欲しいタイプのカードだったので、サクリ台を入れたデッキで一緒に採用されそうです。
《歯車襲いの海蛇》:まさかの親和(アーティファクト)が登場。
アーティファクトが5つ以上あれば、2マナ5/6という並外れたマナレシオを誇ります。
親和にとって青のダブルシンボルはかなり苦しいものの、《グルマグのアンコウ》にも負けない5/6のサイズは圧巻。終盤には6マナで回避能力が得られるのも地味にうれしい能力です。
何枚も入れるのは難しいと思いますが、親和のフィニッシャーの数を増やしたいという場合に候補に挙がってくる1枚。
白
《軽業の妙技》:キャントリップ付きの《雲隠れ》。
《雲隠れ》の強みである「他の呪文と一緒に唱えやすい点」が失われたのは、小さくないデメリットです。
ただ、その分カードパワーが確保されたので、除去をかわしながらCIP能力を誘発させて一気に2枚分のアドをとれる構成で使いたい。
《格納庫の整備士》:場に出た時の回収効果が任意になったら、ただの2/2になってしまった《コーの空漁師》。
空漁師と比べるとかなり弱いですが、それでも《スレイベンの検査官》などのCIPを使い回せるのは便利ですし、たまには見かけることもありそう。
《永存確約》:最近増えてきた白いジャイグロ系インスタント。
今回のおまけは、アーティファクトクリーチャー限定の破壊不能付与。
装備品がそれなりに入っているなら《腕っぷし》、そうでないならこれ。
《断片化》:4マナ以下限定の置物破壊。
Pauperで見かける4マナの置物というと《金属ガエル》と《鋸刃の矢》くらいなので、ほぼ白くなってソーサリー化した《自然のままに》。
ソーサリーな分、《自然のままに》ほど使いやすくはありませんですが、《解呪》との選択になる優良サイドです。
白のエネルギー・カウンターコモンは《渦跡の鷹》と《亢進するアイベックス》の2枚。
《渦跡の鷹》は2マナ1/2飛行という「フェアリーを止められる最低限のスペック」で、攻撃時に味方1体に飛行を与える能力もち。
攻撃時に飛ばして嬉しいクリーチャーというと、《深き刻の忍者》あたり。
霊気紛争で有用なエネルギーのつぎ込み先が登場すれば、といった感じでしょうか。
青
青のエネルギー・カウンターコモンは《理論霊気学者》と《亢進する亀》(と、5マナ4/4防衛)
この2枚はどちらもエネルギー確保兼壁役として非常に優秀なのですが、コモンにはエネルギーのつぎ込み先が乏しいのが難点。
とはいえ、《亢進する亀》は単体でも攻撃後は1マナ1/4ですし、《雲ヒレの猛禽》と一緒に増殖系デッキを組む時は活躍してくれそうです。
《劇的な逆転》:自軍の土地以外をすべてアンタップするインスタント。
マナクリ・マナファクトが多ければフリースペルの再来?
《抜き取り検査》:タップ状態のクリーチャー限定の代わりに占術1がついた《送還》。
タイミングを選ばないのが《送還》の強みと考えると、占術1では割に合わないのでは。
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エネルギー・カウンターはメカニズム的に「コモンでチャージして、アンコモン・レアで放出する」となりやすいのか、現状だとPauperでは亢進サイクル以外は使いにくそうな印象ですね。
この辺りは閉じたメカニズムの宿命なのかも。
以上、カラデシュフルスポイラーコモン考察【白・青】でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
ギアシーカーサーペントちゅよい
テキストに素直に親和って書いてあれば完ぺきだった