トップメタデッキ解説

ドロー!クリーチャーカード!さらにドロー!除去の嵐のボロスキティ考察

今回は、Pauperのボロスキティ(ジェスカイキティ・マルドゥキティ)について書いていきます。

昔は必ずと言って良いほど採用されていた《戦隊の鷹》も、そのテンポの悪さなどから最近はあまり採用されなくなっています。

boroskittys

player:benizakura (3-0) ジェスカイキティ


4:《古えの居住地/Ancient Den》
1:《アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery》
1:《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1:《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
3:《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
4:《大焼炉/Great Furnace》
1:《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
2:《隔離されたステップ/Secluded Steppe》
3:《急流の崖/Swiftwater Cliffs》
2:《平穏な入り江/Tranquil Cove》
1:《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
-Lands(23)-


2:《炎の稲妻/Firebolt》
4:《感電破/Galvanic Blast》
2:《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
1:《天界のほとばしり/Celestial Flare》
2:《未達への旅/Journey to Nowhere》
4:《胆液の水源/Ichor Wellspring》
4:《予言のプリズム/Prophetic Prism》
1:《危険な研究/Perilous Research》
1:《忘却の輪/Oblivion Ring》
-Other Spells(25)-


4:《きらめく鷹/Glint Hawk》
4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
1:《孤独な宣教師/Lone Missionary》
1:《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
1:《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
2:《熟考漂い/Mulldrifter》
-Creatures(13)-


1:《払拭/Dispel》
2:《電謀/Electrickery》
1:《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
1:《水流破/Hydroblast》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《天界のほとばしり/Celestial Flare》
1:《孤独な宣教師/Lone Missionary》
1:《マナ漏出/Mana Leak》
1:《否認/Negate》
1:《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
1:《戦慄水/Dreadwaters》
-Sideboard(15)-

優良飛行クリーチャーのデメリットをメリットに変えたコントロール

ボロスキティとは、「パーマネントを手札に戻す」デメリット付きの《きらめく鷹》《コーの空漁師》の能力を利用して「場に出たときにカードを1枚引く」アーティファクトを使い回す事によりアドバンテージを稼ぎ、火力で場をコントロールする中速デッキです。

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「マナレシオに優れた飛行クリーチャーでアドバンテージを取れる」のが優れており、コントロール力が高いデッキとしては珍しく1~2マナに強力なカードが集中していることから、序盤から小回りの利くデッキとなっています。

 

また、《予言のプリズム》を自然に4枚採用できるデッキである事から、3色目をタッチしやすいのも特徴。

 

以前は赤白の二色でまとめたものが大半でしたが、タルキール覇王譚で《風に削られた岩山》を始めとした隠れ家サイクルを手に入れたあたりから、青や黒をタッチしたタイプもよく見かけるようになりました。

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青をタッチする時は、戦場に出たとき2ドローさせてくれる《熟考漂い》

黒をタッチする時は、戦場に出たとき金属術を達成してれば4点ドレインの《冷たき集いの吸血鬼》

赤白の2色に絞る時は、戦場に出たとき1/1を2体引き連れてくる《甲虫背の酋長》

が採用されていることが多いです。

 

どれも強力なCIP能力により、《コーの空漁師》で使い回す価値が高いのが優秀ですね。

kuldothaichors

また、《カルドーサの再誕》をうまく活用できる点も、このデッキの魅力の1つ。

 

デッキの軸となる飛行クリーチャーを布告除去から守ったり、相手の地上クリーチャーの攻撃を3体の1/1でチャンプブロックしている隙に空からの攻撃+火力でささっとトドメを刺しにいくことができてしまいます。

 

この点から、海外ではカルドーサボロス(カルドーサジェスカイ・カルドーサマルドゥ)と呼ばれることも多いデッキです。

除去!除去!除去の嵐!

「アドバンテージを取って火力で除去、飛行で殴りに行くデッキ」と言うと青赤でも同じことが出来そうな印象ですが、このデッキは自然に金属術を達成できることから《感電破》を4枚採用しやすく、青赤では除去に苦労する《グルマグのアンコウ》《未達への旅》で楽に処理できるのが強み。

RWremovals
デッキ内には1マナ除去が10枚・2マナ除去も2枚~5枚ほど入っており、高いドロー力と相まって序盤から終盤まで除去の嵐が絶えません。

 

速攻デッキは除去耐性持ちが少ないケースが多いため、そういったデッキには序盤からの除去連打により圧倒的に有利となっています。

マルドゥタイプ

初めにジェスカイタイプのデッキリストを載せましたが、マルドゥタイプのリストもここで載せておきます。

player:nakedscmo (3-0) マルドゥキティ


4:《古えの居住地/Ancient Den》
3:《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
4:《大焼炉/Great Furnace》
3:《磨かれたやせ地/Scoured Barrens》
4:《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
4:《風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag》
-Lands(22)-


1:《炎の稲妻/Firebolt》
4:《感電破/Galvanic Blast》
3:《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
3:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《チェイナーの布告/Chainer’s Edict》
1:《無残な収穫/Grim Harvest》
4:《胆液の水源/Ichor Wellspring》
1:《未達への旅/Journey to Nowhere》
4:《予言のプリズム/Prophetic Prism》
2:《終止/Terminate》
-Other Spells(25)-


4:《きらめく鷹/Glint Hawk》
4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4:《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》
1:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
-Creatures(13)-


2:《強迫/Duress》
2:《電謀/Electrickery》
2:《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
1:《回帰の泉/Font of Return》
1:《孤独な宣教師/Lone Missionary》
1:《縫合の僧侶/Suture Priest》
1:《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》
1:《貴族階級の嘲笑/Patrician’s Scorn》
-Sideboard(15)-

1マナ5/5になる《グルマグのアンコウ》はもちろん、《終止》《無残な収穫》のような「採用率は高くないものの非常に優秀なカード」を自然に採用できるのが嬉しい。

touchB
<敵のアンコウは破壊し、自分のアンコウは回収する>

Pauperの赤白はアグロよりも、コントロール寄り

スタンやモダンで赤白と言うと、赤白上陸のような前のめりなデッキが多い印象ですが、Pauperの赤白はコントロール性能の高いボロスキティが中心的存在となっています。他にも、赤白レベルがコントロール寄りです。

 

赤にも白にもコモンではコントロールを取るカードが少ないはずなのに、シナジーによってこういったデッキが成立するというは、なんだか不思議な感じがしますね。

 

立ち回り・デッキ構築の幅も広く、青単フェアリーウィーゼロックスにも強いこのデッキ。

「自分なりにアレンジをしつつもトップメタにもしっかり勝てる」デッキを組みたい方はぜひ使ってみてください!

 

以上、ドロー!クリーチャーカード!さらにドロー!除去の嵐のボロスキティ考察でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)

POSTED COMMENT

  1. 白戦士 より:

    いや〜自分が使ってたデッキが強くなったのは何だかワクワクしますね

    しばらくパウパーから離れてましたが、これを機に復帰しようかと思います

    パーツを集めやすいのはパウパーの良いところですね

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