今回は、《貫かれた心臓の呪い》について書いていきます。
スタンダードではほとんど見かけなかったカードですが、Pauperのメタではかなり貴重な存在です。
Curse of the Pierced Heart / 貫かれた心臓の呪い (1)(赤)
エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse) エンチャント(プレイヤー) |
基本情報
呪った相手のアップキープが来るたびに、そのプレイヤーに1点のダメージを与えるエンチャント。
Pauperでは珍しい「毎ターンダメージをあたえる非クリーチャーパーマネント」です。
《稲妻》・《未達への旅》・《チェイナーの布告》と除去が強いPauperですが、使用率の高い除去でこれを破壊できるものはありません。
①場に出せばすぐにダメージを与え始め
②クリーチャー除去が効かず
③ブロッカーを用意してもダメージを止める事ができない
さながら、2マナパワー1速攻・ブロックされない・被覆もちクリーチャーのような性能を持っています。
<さらに言えば、全体除去も効かない>
青単戦での使い方
このカードが一番活躍するのは、対青単戦。
《秘密を掘り下げる者》以外のクロックが全体的に低く、《対抗呪文》を構えてじっくり戦ってくる青単戦では、《貫かれた心臓の呪い》が「2マナ10点」になる事も珍しくはありません。
先行2ターン目など、相手が《対抗呪文》を唱えられない隙をついて場に出した後、《秘密を掘り下げる者》を優先的に処理していきましょう。
うまく《呪文づまりのスプライト》を釣りだして、《電謀》での一掃を狙いたいところです。
黒単戦での使い方
対黒単では、《貫かれた心臓の呪い》と《モグの戦争司令官》を軸に攻めていきましょう。
相手の布告除去を腐らせ、ジワリジワリとライフを減らしていきます。
黒単は《アスフォデルの灰色商人》以外は自身のライフを削るカードが多いデッキなので、信心の高い《騒がしいネズミ》などを徹底して除去し、《モグの戦争司令官》でコツコツライフを減らしていくだけで相手の行動を大きく制限することができますよ。
特殊な使い方
使い方が全体エンチャントに近いせいで忘れられがちですが、呪いはオーラなので《ヘリオッドの巡礼者》から持ってくる事も可能です。
呪禁オーラなら《豊かな成長》を始め赤マナを出す手段は少なくないですし、対青単・黒単戦での軸をずらした攻め方として《貫かれた心臓の呪い》を採用してみるのも面白そうですね。
以上、こんなにも強い!貫かれた心臓の呪い【Pauperカード個別考察】でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)