アルティメットマスターズフルスポイラー。コモン落ちしたカードの使い道を考察

公開日: 新カード情報

本日、「マスターズ」シリーズの最後を彩るセット「アルティメットマスターズ」のフルスポイラーが公開されました。

 

アルティメットマスターズ公式スポイラー/カードギャラリー

 

アルティメットマスターズが発売される12月7日以降、このセットで新たにコモンとして収録されたカードがPauperで使用可能となります。

「マスターズ」シリーズの最後らしく、「え、これがコモン?」と思わず口にしてしまうほどのカードが多数コモン落ちしています。

 

さっそく見ていきましょう。

 

 

コモン落ちしたカード全20種

《蓮眼の神秘家》:1マナ重くなったらパワー+1と果敢を得た《オーラ術師》

 

《オーラ術師》は《コーの空漁師》《ボーラスの占い師》であっさり止まってしまうのに対し、3/2果敢は《グルマグのアンコウ》とすら互角にわたりあえるほど強力なアタッカーです。

 

場に出た時点でアドをとれるクリーチャーは数多く存在しますが、アタッカーとしての性能を兼ね備えたものはパウパーでは稀。

 

《蘇生の天使》と相性がよく、2枚がそろえば粘り強い攻めを見せてくれるでしょう。

 

 

《マンモスの陰影》:5マナ+3/+3警戒付与、族霊鎧。

 

《ハイエナの陰影》と比べると流石に重い。張るのに対応して除去されると苦しいですね。

 

《蘇生》:4マナのシンプルなリアニメイト呪文。

パウパーではタイミングを選ばないリアニメイト呪文は珍しく、かなり大きな収穫と言えます。

 

リアニメイトに特化してまで釣りたいクリーチャーはコモンには少ないので、現状だと《縞カワヘビ》《大いなるサンドワーム》のように墓地に送りやすい大型クリーチャーと組ませるのが良さそうです。

 

 

《空槍の騎兵》:5マナ2/2飛行二段攻撃。

 

二段攻撃持ちは《剣術の名手》のように軽くてシンプルなほうが嬉しい。

 

《テツモスの大神官》:英雄的で2マナ以下のクリーチャーを蘇生する3マナ2/3。

 

《ほくちの壁》から2ターン目に出して《炎の冠》を張ると、「《ほくちの壁》を生贄に2マナ→《炎の冠》を回収+張り直して蘇生」による無限ループが可能です。→(参考

 

コンボに特化せずとも、英雄的という簡単な条件で追加コストもなしにアドバンテージをとれるのはパウパーでは類を見ない性能。

 

蘇生したいクリーチャーとしては

《心優しきボディーガード》…蘇生するたびにテツモスの盾になるので場持ちが格段に良くなる

《熟達の刃の精鋭》…デルバーと相打ちで十分。オーラとも好相性

《道の探究者》…生きて帰ってくれば勝ち。除去されてもまた釣れば勝ち

 

英雄的トリガーとしては

《無傷の発現》…相手の除去を弾きつつ2回蘇生できれば勝ちは目前

《変異原性の成長》…フルタップからでも《稲妻》《感電破》を弾きつつ蘇生できる

《目かくし》…《稲妻》回避+ドロー+蘇生。対象をとる1マナキャントリ全般が強い

《死の火花》…単体でもタフネス1への除去。自壊系クリーチャーがいれば毎ターン回収も可能

 

などなど、構築実績のある多くのカードと相性がいいので、自然とシナジー豊富なデッキにしやすいのが優秀です。

 

《軍旗の旗手》《黒曜石の見習い僧》《ゴリラのシャーマン》のような対策カードも蘇生できるのはかなり偉いですね。

 

 

《放浪する勇者》:条件付きのルーティング能力をもつ2マナ3/1。

 

2マナ3/1という及第点の性能をもちながらルーティング能力によってマッドネスなどにつなげられるのは嬉しいものの、「青か赤のパーマネントをコントロールしたうえで相手に戦闘ダメージを与える」という条件を安定して満たすのは難しそう。

 

《撃退》:0マナで使えるカウンター呪文がまさかのコモン落ち。

 

3:1交換で大幅にアド損してしまう欠点は無視できないものの、やはり0マナで使える確定カウンターは強力。

《噴出》と相性がよく、0マナでドローやカウンターをこなす様はレガシーを彷彿とさせます。

素撃ちでも4マナと現実的なコストなのも優秀ですね。

 

《ウラモグの破壊者》を蘇生する青黒リアニメイトのように通れば一気に勝てるコンボデッキで使いたいところ。

逆に青赤氷雪フェアリーのようなフェアデッキだと、アド損が痛すぎるので入っても1~2枚といったところでしょうか。

 

追加コストは「捨てる」なので、《綿密な分析》のように墓地から使えるアドバンテージ源と組ませても面白そうです。

 

 

《神聖を汚す者のうめき》:4マナで2/2を2体生成するソーサリー。7マナでフラッシュバックもできます。

 

フラッシュバック抜きでも及第点の性能がありながら、マナフラッド時の受けがあるのは嬉しい。

 

《禁忌の錬金術》などで墓地に落ちても使えるクロックなので、青黒コントロールで盤面を制圧しきったあとのフィニッシャーとして使うと強そうです。

 

《屑嗅ぎ鼻》:1マナの墓地掃除インスタントとしても使える3マナ2/2瞬速。

 

相手のターンに《怨恨》をつけた2/2と相打ちすると、こちらの能力が後にスタックに乗る(先に解決される)ので《怨恨》を追放できます。

 

墓地対策カードとしては《フェアリーの忌み者》のほうが強いので、軽い想起持ちであることを活かして《屍肉喰らい》《死せざる邪悪》などと組ませたいところ。

 

 

《貧民街の刈り取るもの》:《無垢の血》を内蔵した4マナ4/2。

 

他にクリーチャーがいないとただの4マナ布告除去になってしまうので、「死亡させたいクリーチャー」と併用したいところ。

 

《拷問生活》デッキでは使いまわせる除去として有用です。

 

《闘技場の競技者》:赤単英雄的待望の優秀な2マナクリーチャーがとうとうコモン落ち。

 

英雄的が誘発すると相手クリーチャー1体のブロックを制限してくれます。

 

除去をあまり採用できない赤単英雄的では、強化ついでにブロッカーをどかせるのはかなり強力。

《無謀なる突進》《窯の悪鬼》と組み合わせれば、あっという間に相手のライフを0にできてしまいます。

 

最近は1/1トークンの横並び戦術が勢力を弱めているのが追い風ですね。

 

 

《溶鉄の誕生》:運が良ければ2回以上使えるトークン生成呪文。

トークンのクリーチャータイプ的にも、安定した性能という意味でも《軍属童の突発》というライバルが強すぎる。

 

《無謀なるワーム》:赤版の《尊大なワーム》もコモン落ち。

 

赤には《信仰無き物あさり》を始めとしたルーティングが多いので、緑のときよりも場に出しやすくなっています。

 

戦闘能力が非常に高いので、赤黒拷問生活のフィニッシャーとして使いたいところです。

 

 

《火花吐き》:手札1枚を《火花の精霊》に変えるスペルシェイパー。

 

トークンはターン終了時に死んでしまうので、毎ターン能力を起動しても3マナ3点クロック。

手札と追加のマナも消費することを考えると、さすがに使いにくいか。

 

《土地守》:マナを払うと墓地の基本土地を回収できる1マナ1/1。

 

マナさえ払えば無限にアドバンテージをとれるのは面白い性能ですね。

 

 

《真似るスライム》:自軍の最大パワー相当のサイズのトークンを生成するソーサリー。

 

他にクリーチャーがいないと手札で腐るリスクも考えると、3マナ7/7以上のサイズで場に出したい。

《窯の悪鬼》のように瞬間的に一気にパワーが上がるクリーチャーと組み合わせて使いましょう。

 

《腐れる嫌悪者》:4マナ6/6。場に出るときに、相手の場のクリーチャー分の-1/-1カウンターが乗るデメリットがあります。

 

2ターン目に《暗黒の儀式》から出せば、6/6として暴れやすいのが強み。

《暗黒の儀式》ともども中盤以降はかなり弱いので、超短期決戦型のデッキにするか、ルーターと併用したいところです。

 

 

《ディミーアのギルド魔道士》:初代ギルド魔道士がまさかのコモン落ち。なぜディミーアだけ…?

 

マナさえ払えばガンガンアドバンテージをとれるので、消耗戦の末に引くとスゴイことに。

黒単信心が青をタッチする理由になりますね。

 

 

《終わりなき休息の器》:墓地対策付きの《マナリス》。

 

《忌むべき者の歌》:これは新規コモンではありませんが、初めて日本語名が付いたので紹介。

他にもパウパーでよく見かける《ぬめるボーグル》や《墓を掻き回すもの》なども新絵で再録されています。

 

《火+氷》:レガシーやヴィンテージでも実績のある優良分割カードがコモン落ち。

 

《火》は《双雷弾》同様、フェアリーやエルフなどのタフネス1~2を多用する相手に有効で、氷というモードを得たことでメインから採用しやすくなったのが偉いです。

《氷》はパーマネントのタップ+ドロー。とりあえずカードを引けるので無駄になりませんし、相手のバウンスランドを縛ったり《グルマグのアンコウ》を1ターン寝かせるなど、どんな相手にも最低限の仕事をしてくれます。

 

「100点の仕事をすることはないけど、いつでも80点の仕事はこなしてくれる」というタイプのカードなので3枚以上積まれることは少ないと思いますが、青赤系のコントロールならとりあえず1~2枚は積んでおいて損はないカードです。

 

ウィーゼロでも相手のエンドに土地を縛って次のターンの展開をサポートしたり、ブロッカーをどかすのに使えるので便利そうですね。

 

UMA総括

アルティメットマスターズの注目カードは

《テツモスの大神官》・《撃退》・《火+氷》・《闘技場の競技者》の4枚。

 

特に《テツモスの大神官》はこれほど簡単にアドを稼ぎつつ盤面を固めるカードは今までなかっただけに、メタゲームに与える影響は大きいと考えています。

 

《無傷の発現》+《心優しきボディーガード》+《変異原性の成長》を乗り越えて《テツモスの大神官》を除去しきるのは青赤氷雪でも簡単ではありませんし、

マスト除去クリーチャーである《道の探究者》を何度も蘇生されたら簡単にゲームが決まります。

 

青や赤におされて日陰者になっていた白単ですが、このカードの登場で勢力を強めてくるのではないでしょうか。

 

 

中堅レベルでみても、《蘇生》・《無謀なるワーム》・《腐れる嫌悪者》あたりは今までとは違った方向性のデッキで活躍してくれそう。

 

毎回コモン落ちでパウパープレイヤーを楽しませてくれたマスターズ最後らしい、収穫の多いセットですね。

 

「マスターズ」シリーズが今回でなくなってしまうのは少し悲しいですが

今後しばらくは、「マスターズ」シリーズの発売を見送ります。私たちは他の製品に注力し、その中にカードの再録も含まれます。

とのことなので、今後はまた別の製品でのコモン落ちに期待することにしましょう。

 

Comment

  1. 匿名 より:

    初めましていつもブログを楽しませていただいてます。
    火花吐きは起動コストは1マナなので毎ターン1マナ3点クロックになるかと

    • ganp より:

      ちょっと紛らわしいですが、火花吐きはトークンが生き残らないので厳密には3マナ3点クロック+追加コストなんですよね

      デルバーが1マナ3点クロック、甲殻の鍛冶工が2マナ4点クロックなので

      • 匿名 より:

        こちらの勘違いで申し訳ありません、クロックってなるとそういう計算になるんですね

Message

 
  • magerings
    Pauperに関する記事を主に書いています
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