雑記

PauperDE復活から10週。現環境の勝ち組は…

早いもので、PauperのDailyEventが日本時間の土・日・月曜日の朝限定で復活してから10週が経過しました。

本来使えないカードが使えてしまうバグがある状態のDEが2週間あったので、それを除いて考えると8週分のDEが開催されたことになりますね。

 

今回は、最新4週分(バグ期間を除く)のPauper DailyEventの結果を見ていきます。

 

各デッキの入賞数

始めに、各デッキのDE入賞数を見ていきます。

集計期間:9/20~10/27 ※バグのあった10/11~10/20を除く

(デッキ名):(4-0入賞回数)-(3-1入賞回数) ※4回以上入賞しているもののみをピックアップ
黒単コントロール:9-26
青単フェアリー:7-28
familiar:7-4
白単:5-17(内、ウィニー4-7、トークン1-10)
ウィーゼロ:1-14
呪禁オーラ:2-6
ゴブリン:1-7
バーン:2-4
ストンピィ:1-6
青黒:1-10
親和:0-12
ウルザトロン:0-7
ボロスキティ:0-7
拷問生活:1-3

~KTKまで:黒コン・フェアリー・白単・呪禁オーラが好調

BUWs
タルキール覇王譚参入までは、《アスフォデルの灰色商人》・《秘密を掘り下げる者》・《コーの空漁師》の3枚が4-0の奪い合いをしている状態でした。

まず、安定性とデッキパワーの高さを兼ね備えた黒単コントロール・青単フェアリーが環境の中心におり、そこに白単ウィニーや《コーの空漁師》入りの呪禁オーラが食い込んでいく形です。

player:Meltiin (4-0)呪禁オーラ


7:《森/Forest》
4:《カルニの庭/Khalni Garden》
4:《平地/Plains》
4:《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
1:《山/Mountain》
-Lands(20)-

4:《豊かな成長/Abundant Growth》
4:《祖先の仮面/Ancestral Mask》
4:《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》
4:《天上の鎧/Ethereal Armor》
4:《蛙の舌/Frog Tongue》
4:《ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor》
4:《怨恨/Rancor》
-Other Spells(28)-

4:《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》
4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
4:《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》
-Creatures(12)-

3:《電謀/Electrickery》
3:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《侵入する生物種/Invasive Species》
2:《未達への旅/Journey to Nowhere》
2:《鋭い痛み/Flaring Pain》
2:《天啓の光/Ray of Revelation》
-Sideboard(15)-

 

他に複数回4-0で入賞しているのは、familiar使いとして有名なalfonso_666666さんくらいなもので、9月は《アスフォデルの灰色商人》・《秘密を掘り下げる者》・《コーの空漁師》の3枚が勝ち組だったことが分かります。

 

バグ悪用の影響は限定的。布告耐性の高いデッキが這い上がる

vmas
10/11~10/20はバグにより《Hymn to Tourach》(以下、ヒム)などが使えてしまう特殊なPauperDEとなっていました。

ただ、幸いバグを悪用する人が少なかったのか、ヒム入りを含めた黒単の入賞数はいつもの黒単よりむしろ少ない位でおさまっています。

「ヒムなし黒単はヒムあり黒単にはまず勝てない、だからといってバグカードは使いたくない」という意味では、今回のバグの一番の被害者は黒単かもしれませんね。

 

また、バグがある時期なので集計には含めていませんが、この時期は白単トークンや緑単ストンピィといった布告呪文に強いビートダウンが4-0・3-1ラインに数多く入賞しています。

psychics
<目には目を、バグにはバグを、で《Psychic Purge》を使ってヒム対策しているデッキもあった>

※《Hymn to Tourach》も《Psychic Purge》も2014/10/31現在、Pauperでは使用不可能なカードです。

 

多色の中低速デッキが急増。メタが混沌化

bestKTKs
タルキール覇王譚参入後から、入賞するアーキタイプの種類が急増しました

主な原因は《宝船の巡航》にあります。

基本構造や色の組み合わせは違えど、『多色化して相手のクリーチャーを除去し、お互いの手札が尽きてきたところで《宝船の巡航》で補充・制圧する』というコンセプトで共通した「宝船の巡航デッキ」が数多く入賞しています。

中には《宝船の巡航》だけのために青をタッチした黒単信心まで存在しており、このカードの強さが伺えます。

正直、アンタップインフェッチのないPauperでここまで活躍するとは意外でした。

今後は「宝船の巡航デッキ」も意識したデッキ構築・デッキ選択になってきそうですね。

 

以上、PauperDE復活から10週。現環境の勝ち組は…でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    宝船ははじめ見た時はリスクが高いと思ってました。ここまで活躍するとは…

    やはり大量ドローの強さがわかりますね

    • Ganp より:

      正直、3ドローで『次の宝船を引ける+次の探査の種を確保できる』点を見落としていました。
      他の色にも優良ドローを分けてほしいくらい強いですね。

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