発売まであと3週間のモダマス2015。公式プレビューがスタートしました。
モダンマスターズ2015年版公式スポイラー/カードギャラリー
参考リンク:モダンマスターズ(2015年版)発表! どんなコモンが収録される?
再録
毎ターン1点ダメージを飛ばせる《ゴブリンの投火師》や、黒の貴重な1マナ2/2の《吸血鬼の裂断者》の再録が確定。
モダマス2015では吸血鬼がピックアップされているのでしょうか。期待が高まります。
錆びた秘宝
4マナのアーティファクトで、金属術を達成すると5/5になる《錆びた秘宝》がコモン落ち。
これにより、モダマス2015発売以降はこのカードもPauperで使えるようになります。
アーティファクト土地が使えるPauperなら、安定して4マナ5/5となってくれるでしょう。
ポイント①:4マナは重め
まず気になるのが、4マナという重さ。
《対抗呪文》や《未達への旅》など、2マナの優秀な1:1交換呪文が多いPauperにおいて、4マナクリーチャーはテンポ負けのリスクを孕んでいます。
既存の親和デッキには2マナ域に強力なクリーチャーが多く、それらを押しのけてまで採用されるかは難しいところ。
ただ、Pauper環境での5/5は非常に強いので、ドロー呪文などを削り追加のフィニッシャーとして1~2枚採用する価値は十分にあります。
ポイント②:無色で出せる強力なクリーチャー
《錆びた秘宝》はただの4マナ5/5ではなく、「無色マナだけで出せるフィニッシャー」という点が評価できます。
無色かつマナレシオが1を超えうるクリーチャーは《金属ガエル》と《マイアの処罰者》しかいなかったので、これは貴重な存在。
マナフィルターの枚数を減らしたタイプの親和を組むなら欠かせないクリーチャーです。
ポイント③:強力なクリーチャーとなる非生物呪文
《錆びた秘宝》は、手札やスタック上にいるときはただのアーティファクト。
にもかかわらず、場に出ると5/5のクリーチャーとして活躍してくれます。
そのため、《神出鬼没の呪拳士》 や果敢デッキのような「非生物呪文を多く必要とするせいでクロック不足になりがちなデッキ」と相性が良いです。
また、《除外》が効かないクリーチャーというのもポイントです。
《炎の斬りつけ》も耐えてしまうので、赤青コントロールにとっては相当厄介なクリーチャーかもしれません。
さらに、生け贄能力持ちカードと組ませれば「《未達への旅》や《断絶》を使われたのに対応して自分の場のアーティファクト数を減らすことでただのアーティファクトに戻り、除去を立ち消えさせる」事も可能。
アーティファクトが2~3個で調節可能なデッキなら、非常に強力な除去耐性をもつことになります。
錆びた秘宝トロン
①4マナとやや重い
②でも無色マナのみで出せる
③アーティファクト数が2~3程度で調節可能なら実質除去耐性持ちに
と言われて、真っ先に思いつくデッキと言えば…
そう、ウルザトロンです。
ウルザランドが揃ってしまえばそのコストを軽々と出せる上、序盤はウルザランドを探すための《古きものの活性》が中盤以降は《錆びた秘宝》サーチに早変わり。
自身もアーティファクトなおかげでマナフィルターと《探検の地図》で簡単に金属術を達成でき、相手の除去にあわせて生け贄に捧げればクリーチャー化が解けて立ち消えも狙えます。
もしかしたら、親和並みの速度で殴りかかるウルザトロンをお目にかかれるかもしれませんね。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
マナが豊富に出せるデッキに向いてそうですね。《静電気の稲妻》が効かない5/5というサイズが大きそう。
あと《希望の盗人》《野生の末裔》のコモン落ちの情報が入ってきましたね。《熟考漂い》の再録も青が捗りそうです。