本日のマジック・オリジンのプレビュー記事において、「同名のカードを参照する能力」を持つサイクルが公開されました。
こういうサイクルは良いですね!
参考リンク:Strength in Numbers/mtg米公式
白の同名カード参照は、ライフゲイン。
《前線の僧侶》は2マナ2/2で、戦場に出た時に自軍の「前線の僧侶」の数×2点のライフを回復。
基本は2マナ2/2+2点回復と単体では回復量が低めなのが気になりますが、2マナ2/1+4点回復《孤独な宣教師》と比べるとタフネス2が偉く、《アラシンの僧侶》と比べるとパワー2が偉い。
青の同名カード参照は、ドロー。
《フェアリーの悪党》は1マナ1/1飛行で、同名クリーチャーをもう1体以上コントロールしていると1枚ドローが付いてきます。
青単フェアリーには、追加のフェアリーとして1マナ1/1飛行の《西風のスプライト》が採用されたこともあり、《呪文づまりのスプライト》との相性を見込んでの採用が考えられます。
単体では弱く、採用するなら3~4枚は入れたいことを考えるとスペースの捻出が難しそうですが《深き刻の忍者》とも相性が良いですし、実質0マナの《フェアリーの大群》を押しのけて採用されるのか、それとも両方採用するために他のカードを抜いてスペースを確保するのか。
既存のフェアリーとは大きく変わった構成で使われるかもしれませんね。
黒の同名カード参照は、トークン生成。
《アンデッドの召使い》は4マナ3/2で、自分の墓地にある同名クリーチャー・カード1枚につき、2/2トークンを1体戦場に出します。
黒のコモンで横に並べるカードは珍しく、これは1体でもトークンが出れば十分な性能。
2体以上出ればとんでもないアドバンテージです。
発掘能力持ちカードなどで十分に墓地を肥やしてから出したいところ。
赤の同名カード参照は、サーチ。
《伝染性渇血症》は、2マナで+2/+1修整と速攻を与えるオーラ。「毎ターンそれは可能なら攻撃する」というデメリットも与えてしまいます。
エンチャント先のクリーチャーが死亡すると、ライブラリーから次の《伝染性渇血症》を1枚手札に加えることができ、オーラ特有のアドバンテージ損を回避することができます。
2マナではありますが、赤い《怨恨》と言いたくなる強力な性能です。
タフネスも上がるのが強力で、《アクロスの十字軍》・《サテュロスの重装歩兵》を軸にした赤単英雄のようなデッキで採用してみたい1枚です。
緑の同名カード参照は、《森林群れの狼》が再録。
最後の基本セットで「昔出たカードをサイクルとして蘇らせる」とは、粋な計らいですね。