マジック・オリジンのフルスポイラーが遂に公開されました。
緑のコモンになんか凄いのが来てますね!
今回は、白と青のコモンをPauper目線で見ていきます。
白・青の注目カードは、この2枚。
《キテオンの戦術》は自軍全体に+2/+1修整を与えるソーサリー。
《正義の突撃》よりタフネス修整が1減った代わりに、魔巧を達成すると警戒も与えるオマケ付き。
全体強化を使いたいデッキ=トークンデッキであれば魔巧は達成しやすいので、警戒を与える前提で採用して問題ないでしょう。
《モグの戦争司令官》や《議事会の密集軍》を軸にした赤白トークンデッキであれば「白いクリーチャー以外も強化できる」「警戒を与える」の両方が噛み合った強力な呪文となり、《護衛の誓約》との差別化ができますね。
《工匠の天啓》は「カードを2枚引いて、1枚捨てる」3マナインスタント。
《対抗呪文》を構えつつ手札を補強できるインスタントドローでありながら、アーティファクトをコントロールしていればカードを捨てずに済み、アドバンテージが取れるので強力。
・青単では《尖塔のゴーレム》との相性が良いようで、親和(島)のせいでアーティファクト土地が採用しにくい
・親和ではインスタントである強みを活かせず、3マナ出せるなら《強迫的な研究》の方が優秀
など少々扱いが難しいですが、インスタントの強みを活かせてアーティファクトもそれなりに採用しやすいデッキでなら猛威を振るう1枚です。
候補としては「アーティファクト土地と《清純のタリスマン》を採用した青黒コン・青赤コン」などが挙げられます。
白
《前線の僧侶》:同名カード参照サイクルの1枚。
白は2マナ2/2、場に出た時2点+α回復。
回復量は少ないものの、パワー2かつタフネス2のため安定して1枚分の仕事をしてくれます。
《治癒の手》:3マナでキャントリップ付きの4点回復。
手札が減らない回復呪文としては非常に高い性能です。
普通のデッキでは力不足ですが、ライフを回復する意味の高いデッキを組むときに覚えておきたい1枚。
白の高名コモンは、「3マナ1/3飛行高名1」「3マナ3/2高名1」「2マナ2/2警戒高名1」の3種。
この3種の中でも《トーパの自由刃》が抜きんでて強いですね。
白で「追加マナなしに自力でパワー3になり、かつタフネスが2以上」のクリーチャーはコモン初。
兵士シナジー・+1/+1カウンターシナジーも期待できる、白ウィニー期待の新星です。
青
《計算された放逐》:1マナ重くなった《マナ漏出》。
魔巧達成時には占術2がついて、ちょっと強い《卑下》のような性能に。
占術2は「カードを1枚引く」にも劣らない強力な効果なので馬鹿にはできない強さですが、打ち消しの強いPauperでは流石に「多色コントロールが1枚使う事があるかも?」といった程度でしょうか。
《フェアリーの悪党》:同名カード参照サイクルの1枚。
1マナ1/1飛行で、他に同じ名前のクリーチャーをもう1体以上コントロールしていたら1ドローが付きます。
《定業》・《思案》のある青なので、ある程度同名クリーチャーを揃えるのは楽な方ではありますが、それでもちょっと大変。
1マナと非常に軽いので、出しなおすギミックを大量に組み込みたいカードですね。
《ニヴィックスの障壁》:場に出た時に攻撃クリーチャー1体に-4/-0修整を与える0/4瞬速の壁。
採用されるとしたらfamiliarでコストを軽減して出して攻撃を止め、《幽霊のゆらめき》で再利用できる時間稼ぎ役として使うくらいでしょうか。
《眠りへの誘い》:2マナ2体タップで、魔巧達成時は1マナ軽い《霜のブレス》に。
青なら魔巧達成は非常に簡単な点、打ち消しを構えたい青にとって1マナ軽いのは大きな差である点で優秀。
起き上がるまでに相手のライフを0にできないとジリ貧になりやすいので、ある程度クロック速度の高さを確保した上で採用を検討したい。
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以上、マジック・オリジンフルスポイラーコモン考察【白・青】でした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
こんにちは。来ました!オリジンのフルスポ!
私にとって、スタン構築、モダン/レガシー構築、リミテッド、pauperと5つの視点で
カードを評価する、大変であり、また楽しい時期です♪
記事も色別に分かれているので、私も記事別にコメントさせていただきたいと思いますm(_ _)m
~白~
全くその通りですね(^^;) 他に言いようがない・・・。
キテオンの戦術はほぼ正義の突撃を採用している枠と入れ替わる形なのでは、と思います。
~青~
工匠の天啓は、まさに私が欲しかったカード!
粗石の魔道士を軸にした、トリンケットデッキを考察中であったため、これによりほぞサーチ以外のカードアドバンテージを得る手段ができ、可能性が広がったのではないかと思います。
以上、私なりの白、青の考察でした(^^)ノシ