今回は《オーロクスの獣群》入りのビッグマナと《現実からの遊離》コンボのシナジーを両立させたオーロクスフリードについて書いていきます。
player:madarameBK (4-0)
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》 2:《森/Forest》 6:《島/Island》 2:《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》 3:《山/Mountain》 4:《シミックの成長室/Simic Growth Chamber》 -Lands(21)- |
4:《定業/Preordain》 2:《炎の稲妻/Firebolt》 4:《炎の斬りつけ/Flame Slash》 2:《ケアヴェクの火吹き/Kaervek’s Torch》 1:《活生の呪文爆弾/Lifespark Spellbomb》 2:《魔力消沈/Power Sink》 2:《禁制/Prohibit》 4:《強迫的な研究/Compulsive Research》 4:《現実からの遊離/Freed from the Real》 -Other Spells(25)- |
4:《旅するサテュロス/Voyaging Satyr》 2:《海門の神官/Sea Gate Oracle》 4:《熟考漂い/Mulldrifter》 4:《オーロクスの獣群/Aurochs Herd》 -Creatures(14)- |
1:《払拭/Dispel》 2:《電謀/Electrickery》 1:《ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman》 2:《水流破/Hydroblast》 2:《紅蓮破/Pyroblast》 2:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 1:《部族養い/Feed the Clan》 2:《一瞬の平和/Moment’s Peace》 2:《地の裂け目/Earth Rift》 -Sideboard(15)- |
時にビッグマナ・時にコンボデッキになる変則デッキ
《現実からの遊離》コンボをサブプランに据えたビッグマナコントロール。
前にも紹介した土地をクリーチャー化させて無限マナを生み出すコンボを搭載しつつも、コンボに固執しなくても勝てるような単体でも優秀なカードが多く採用されています。
「単体でも優秀なカードが多い」と書くとシナジーの薄いデッキのように感じるかもしれませんが、実際はその逆で、特に《旅するサテュロス》によるシナジーが特徴的。
バウンスランドと組ませることで実質2マナを生むマナクリーチャーになり、《熟考漂い》や《オーロクスの獣群》といった高マナの「場に出た時点でアドバンテージを取る」クリーチャーの召喚や《ケアヴェクの火吹き》によるフィニッシュをサポートします。
また、バウンスランド+《旅するサテュロス》に《現実からの遊離》を張るだけで簡単に無限マナコンボへとシフトできるのが強力。
《オーロクスの獣群》が4体の7/4トランプルを並べる呪文・《ケアヴェクの火吹き》が打ち消されにくい無限火力へと早変わりし、即勝負を決めにいくことができます。
このようにビッグマナ用の《旅するサテュロス》・《オーロクスの獣群》が無限コンボでも活躍し、逆に無限コンボ用のカードである《現実からの遊離》・《活生の呪文爆弾》がビッグマナとして動き際にも「相手クリーチャーに張ってタップする」「1ドロー」と無駄にならない柔軟なデッキとなっています。
時にはビッグマナとしてガンガン場を制圧しつつアドバンテージを取り、時には無限コンボとして一瞬の隙をついて即勝利を狙う変則デッキとなっているのが面白いですね。
今まであまり見かけなかったカードが活躍
このデッキはそのシナジーの多さもさることながら、今までPauperのトーナメントでは見かけることの少なかったカードが大活躍しているので見ていて楽しいですね!
先に挙げた《旅するサテュロス》・《オーロクスの獣群》もそうですし、《魔力消沈》で相手の呪文を打ち消しつつフルタップさせた返しに《活生の呪文爆弾》+バウンスランド+《現実からの遊離》コンボを決めれば妨害する手段はほぼ無し。
今回のリストには採用されていませんが、2マナで《グルマグのアンコウ》すら焼き切ってしまえる《収穫の火》を採用したリストもあり、新しい発見ばかりでした。
是非、一度使ってみてください!
以上、ビッグマナの制圧力と無限コンボの瞬殺力。オーロクスフリード分析でした。参考になれば幸いです。最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)