今回は、ゴブリンデッキにおける火力についてです。
Pauperには使い勝手の良い火力が多く存在しますが、注意が必要です。
構造上、火力をたくさん積めないデッキ
面倒なブロッカーを除去したり、残り数点のライフを削り切るのに非常に重宝する火力呪文。
赤単を使っていると、その使い勝手の良さからついつい火力を多く採用してしまいがちです。
しかし、赤単の中でもゴブリンデッキの場合には、あまり多くの火力呪文を採用してはいけません。
というのも、ゴブリンのデッキ構造にはある問題が存在するからです。
ゴブリンデッキの主力、《ゴブリンの群勢》と《モグの徴収兵部隊》。
この二種類の1マナ22は生物を唱えなければ攻撃に行けないというデメリットを持っています。
また、《鋳造所通りの住人》も生物を展開することを前提とした強さを見込んで採用されています。
このように、ゴブリンというデッキは毎ターン生物を唱えることを前提とした構築がなされています。
そのため、生物でないカードを多く積んでしまうと「手札が非生物に偏ってしまって攻め手に欠ける試合が多くなる」問題が出てきてしまうんです。
また、ゴブリンはカードパワーの低い生物の能力をうまく組み合わせて相乗効果で強力な攻め筋を生み出しているため、「相手のカードと1:1交換をとる」事を主目的とする火力をたくさん入れるとその相乗効果が発揮されにくくなってしまうという側面もあります。
以上のように、火力をたくさん積むことはゴブリンデッキの構築の方針とかみ合っていません。
ゴブリンデッキを組む時は「火力は8枚まで」など火力枚数を決めたうえでその中からメタにあった火力を厳選すると、上手く回りやすくなりますよ。
以上、ゴブリンで火力を積みすぎたらイケないワケでした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)