今回は、pauperの「The Spy」デッキについて書いていこうと思います。
1:《森/Forest》 -Lands(1)- |
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》 4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》 4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》 4:《Songs of the Damned》 4:《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》 4:《土地譲渡/Land Grant》 2:《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble》 2:《モルグの窃盗/Morgue Theft》 2:《魔力変/Manamorphose》 -Other Spells(30)- |
4:《野生の朗詠者/Wild Cantor》 4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》 4:《欄干のスパイ/Balustrade Spy》 4:《通りの悪霊/Street Wraith》 3:《ほくちの壁/Tinder Wall》 2:《魔力炉の燃えがら/Manaforge Cinder》 2:《奈落の守り手/Pit Keeper》 1:《血の執行司祭/Blood Celebrant》 1:《洞窟のハーピー/Cavern Harpy》 1:《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》 1:《記憶の壁/Mnemonic Wall》 1:《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》 1:《エルフの逸脱者/Elvish Aberration》 -Creatures(29)- |
4:《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher》 4:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》 3:《散弾の射手/Scattershot Archer》 4:《死体発掘/Exhume》 -Sideboard(15)- |
動画
どんな動きをするか、まずは動画で見ていただいたほうが早いと思います。
もの凄い動きです。
デッキの動き
ザ・スパイの動きをざっくりと説明していきます。
①《土地譲渡》などでデッキに1枚しか入っていない森を持ってくる。(そもそも土地を1枚も入れないパターンもあるが安定はしない)
②《ギタクシア派の調査》などでドロー。手札が整ったらコンボスタート
③《水蓮の花びら》や《猿人の指導霊》、《ほくちの壁》からマナをだし、《魔力変》
などを経由して黒マナに変えて《陰謀団の儀式》などによりマナ加速する
④《欄干のスパイ》の能力で自分を対象に取る。デッキにはもう土地がないのでライブラリーのカードすべてが墓地に行く。
ここで《Songs of the Damned》を使い、大量のマナを出す。
⑤墓地に落ちた《モルグの窃盗》をフラッシュバック。キーとなるクリーチャーを手札に戻す。
_____________________________________
ここまでが共通の動き。
動画のレシピでは《血の執行司祭》の能力で青マナを作って《奈落の守り手》⇒《洞窟のハーピー》⇒《奈落の守り手》⇒《記憶の壁》⇒《Songs of the Damned》
といったようにCIPによってどんどん回収しつつ、膨大な黒マナを得ています。
その後、再び《洞窟のハーピー》の能力で場の《奈落の守り手》を回収して再召喚。
《アスフォデルの灰色商人》を回収・召喚。CIPにより6点ドレイン。
あとは《洞窟のハーピー》の能力で《アスフォデルの灰色商人》をグルグル回し、マナが続く限りドレインし続けて勝ちという動きのようです。
《洞窟のハーピー》で《記憶の壁》を戻してからまた《Songs of the Damned》を唱えればいくらでもマナが増えるので、実質無限コンボになっています。
<マナとライフがある限り何度でも青か黒の生物のCIPを使い回せる>
入賞させるのは誰か
このようにザ・スパイは非常に恐ろしいコンボではありますが、コンボが決まらなかった場合に保険となるような動きがなく、コンボの成功率自体もまだそこまで高くありません。
除去・《対抗呪文》・《紅蓮破》・墓地対策など妨害する方法も多いため、安定したデッキにはなっていません。
まだまだ改良する必要があるデッキです。
私自身は発案・デッキ調整・改良にまったく関わっていないので偉そうな事は言えないですが、是非このデッキを入賞レベルまで仕上げ、日本人デッキビルダーの実力を世界に発信して欲しいです!
※2014/9/28 追記:ついに入賞者が出ました! PauperでThe Spyが結果を残す
以上、ロマン溢れるワンショットキル!THE・SPYデッキでした。参考になれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
[…] このデッキの動きと代表的なリストは同じく「シミてく」さんのこの記事を参照ください。(偉大なサイトです) […]
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