新たな2種類の5色地形《崩壊する痕跡》・《抵抗者の居住地》の両方を採用することで、各色の優秀なオーラを《ヘリオッドの巡礼者》でサーチできるよう構成された5CGの呪禁オーラがPauperリーグで複数回5-0入賞しています。
player:kutakutaneko (5-0)
4:《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》 4:《森/Forest》 2:《抵抗者の居住地/Holdout Settlement》 1:《島/Island》 4:《カルニの庭/Khalni Garden》 3:《平地/Plains》 -Lands(18)-
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4:《豊かな成長/Abundant Growth》 2:《液態化/Aqueous Form》 1:《死の重み/Dead Weight》 4:《天上の鎧/Ethereal Armor》 2:《怨恨/Rancor》 2:《超者の意向/Favor of the Overbeing》 1:《鉄の樹の拳/Fists of Ironwood》 3:《未達への旅/Journey to Nowhere》 4:《ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor》 1:《祖先の仮面/Ancestral Mask》 2:《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》 -Other Spells(26)-
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4:《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》 4:《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》 4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》 2:《森のレインジャー/Sylvan Ranger》 2:《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》 -Creatures(16)-
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2:《払拭/Dispel》 2:《電謀/Electrickery》 2:《鋭い痛み/Flaring Pain》 2:《孤独な宣教師/Lone Missionary》 3:《一瞬の平和/Moment’s Peace》 2:《血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome》 2:《腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak》 -Sideboard(15)-
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5色デッキ化でさらに動きに幅が生まれた呪禁オーラ
従来型のぶん回りプランである《ぬめるボーグル》・《林間隠れの斥候》・《怨恨》・《天上の鎧》は残して、それ以外はアド損しにくいカードを重視。
《コーの空漁師》+《豊かな成長》などでアドを取ることにより、布告除去やオーラ全体破壊への耐性を高めたタイプの呪禁オーラです。
神々の軍勢で《ケイラメトラの好意》が使えるようになってから登場した、構築と動きの幅の広さが特徴的なアーキタイプですが、今回のデッキではそこに《崩壊する痕跡》・《抵抗者の居住地》が加えられ、全ての色の呪文が採用されています。
5色化した最大のメリットは、《ヘリオッドの巡礼者》の使い道が広がったこと。
従来から採用されていた緑白の優秀なオーラはもちろん
①ブロックされないを与えつつドロー操作できる《液態化》
②対コントロール戦でライブラリーアウトによる勝ちプランを作る《血まみれの書の呪い》
③《窯の悪鬼》や《エイトグ》などの脅威を除去できる《死の重み》
といった新たなサーチ先が確保され、状況に応じて戦い方を変えられる構成になっています。
オーラの強みは呪禁を強化することだけじゃない!
オーラというカードタイプは「エンチャントした自分のクリーチャーが死亡してしまうとアド損する」デザインのせいで、基本的に呪禁クリーチャーを強化するためだけに使われがちですが、今回のデッキはむしろ呪禁クリーチャーを強化する以外の使い道に力が入れられており、回していてすごく面白いです。
例えば、《鉄の樹の拳》を相手クリーチャーに張ってトークンを出し、《コーの空漁師》で《鉄の樹の拳》を使い回した後、《腐れ蔦の外套》で何度も4/4を作っていくプランは対黒単戦などでかなり活躍します。
その場合、《豊かな成長》や《ケイラメトラの好意》をあえて手札に温存し、発掘の回数を確保するプレイングも重要になってきますね。
構成や対戦相手・試合展開によっては、《血まみれの書の呪い》を自分に張って、発掘やフラッシュバックなどを活かす試合も出てくるのではないでしょうか。
各カードの役割が複数存在し、構築の幅・プレイングの幅が非常に広くなっている呪禁オーラ。
今までは緑と白のオーラばかりを見ていましたが、今後は青・黒・白の新たなオーラの性能にも注目していきたいところです。
※追記:他のよく入賞しているリスト
player:madarameBK (5-0)
3:《花咲く砂地/Blossoming Sands》 4:《崩壊する痕跡/Crumbling Vestige》 5:《森/Forest》 4:《カルニの庭/Khalni Garden》 2:《平地/Plains》 2:《平穏な茂み/Tranquil Thicket》 -Lands(20)-
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4:《豊かな成長/Abundant Growth》 4:《天上の鎧/Ethereal Armor》 3:《怨恨/Rancor》 1:《狩りの興奮/Thrill of the Hunt》 1:《天使の贈り物/Angelic Gift》 1:《結晶化/Crystallization》 2:《未達への旅/Journey to Nowhere》 3:《ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor》 1:《祖先の仮面/Ancestral Mask》 3:《アルマジロの外套/Armadillo Cloak》 -Other Spells(23)-
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4:《林間隠れの斥候/Gladecover Scout》 4:《ぬめるボーグル/Slippery Bogle》 4:《コーの空漁師/Kor Skyfisher》 3:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》 2:《ヘリオッドの巡礼者/Heliod’s Pilgrim》 -Creatures(17)-
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1:《払拭/Dispel》 2:《電謀/Electrickery》 1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 1:《シッセイの創意/Sisay’s Ingenuity》 2:《若き狼/Young Wolf》 3:《上機嫌の破壊/Gleeful Sabotage》 2:《一瞬の平和/Moment’s Peace》 3:《軍旗の旗手/Standard Bearer》 -Sideboard(15)-
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《シッセイの創意》は防御円対策や《結晶化》の誘発に使えるいぶし銀。
以上、5色地形を使い切った5色呪禁オーラがPauperリーグ5-0でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
もはやこれは呪禁オーラと呼んでいいのだろうか
pauperにも確実に多色化の波が押し寄せつつありますね
少なくともコンボデッキでは無くなって来てる気がする
粗石さんと比べると、色マナの問題があるけどサーチ先の性能は劣らない、高い対応力のあるカードが巡礼者で、それを生かせるマナベースが出来上がった、のかな。
ゲートウォッチで出た封止の被膜も、1枚あれば面白そう?