pauperカード個別考察

叫び角笛の強さとは。1マナで6枚墓地を肥やすメリットを考える【Pauperカード個別考察】

今回は、《叫び角笛》について書いていきます。

shriekhorns
Shriekhorn / 叫び角笛 (1)
アーティファクト

叫び角笛は蓄積(charge)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
(T),叫び角笛から蓄積カウンターを1個取り除く:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から2枚のカードを自分の墓地に置く。

基本情報

「対象のプレイヤーのライブラリートップ2枚を墓地に送る」を3回だけできるアーティファクト。

対戦相手のライブラリー破壊としてはすこし物足りないものの、自分の墓地を肥やす分には高い性能を持ちます。

 

たった1マナのカード1枚で墓地を合計6枚も肥やせるというのは、《思考掃き》《サテュロスの道探し》を超えるマナ効率であり、どの色でも使える墓地肥やしである点も魅力的です。

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欠点としては、これ1枚では何もしないこと。

《叫び角笛》は《思考掃き》《サテュロスの道探し》と違い、これを使った時点で実質的に1枚分カードアドバンテージを失ってしまうという大きな弱点を抱えています。

 

このカードを採用する時は、墓地にカードが送られることでアドバンテージを得る手段を豊富に採用し、アド損を補填したいところです。

黒でアドバンテージに繋がる墓地利用カード

黒は墓地を利用する色ではあるものの、黒のコモンには《思考掃き》《サテュロスの道探し》のような序盤から使える優秀な墓地肥やし手段が欠けています

そのため、黒が《叫び角笛》を一番うまく使いこなせるのではないでしょうか。

ここでは、《叫び角笛》で失ったアドバンテージを回収できる黒の優秀な墓地利用手段を取り上げていきます。

奈落の守り手

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まず挙げられるのが、場に出た時に墓地にクリーチャーカードが4枚以上あればその内の1枚を回収できる2マナ2/1の《奈落の守り手》

1ターン目に《叫び角笛》を出せば、3ターン目からアドバンテージをとることも多いです。

 

《叫び角笛》+《奈落の守り手》1枚ではアドバンテージは±0ですが、状況に応じて好きなクリーチャーを回収できることを考えれば上々。

さらに《奈落の守り手》で《奈落の守り手》を回収すれば、不死身の戦線を作り出す事も可能です。

 

《巨怪なオサムシ》を始めとした低コストサイクリングクリーチャーとも組ませれば、すぐに墓地回収能力を使えるようになります。

アンデッドの召使い

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墓地に同名カードがある分だけ2/2を引き連れてくる《アンデッドの召使い》

《叫び角笛》で失ったアドバンテージを追加の2/2という形で自然に回収してくれます。

 

Pauperでは本来黒のデッキは中々横に並べるのが苦手なのですが、《奈落の守り手》ループから《アンデッドの召使い》につなげれば黒とは思えないほどクリーチャーが並んでいきます。

モルグの窃盗

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フラッシュバック付きの墓地クリーチャー回収呪文である《モルグの窃盗》との相性も優秀で、これごと墓地に落ちてもアドバンテージに繋がるのが強力。

フラッシュバック込みでかなり重めな性能ではありますが、1枚挿しする価値はあります。

亡骸のぬかるみ

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土地枠であれば、《亡骸のぬかるみ》との相性もいいです。

直接的にはアドバンテージはとってくれませんが、《叫び角笛》で6枚のカードを落として、その中から《奈落の守り手》などのアドバンテージに繋がるクリーチャーをトップに戻せば、間接的にアドバンテージ獲得に繋がります。

 

戦乱のゼンディカーで土地枠で使える相性の良いカードが出てきたのは嬉しいですね。

自然にデッキに組み込めますし。

 

逆に相手のライブラリーを削ることで、相手の《亡骸のぬかるみ》対策にもなるという副次効果も期待できます。

1マナの小回り

先日、たなべさんのツイートで初めてこれがコモンだったことを知りました。

結構Pauperをやっていたという方でも、私同様これの存在を知らなかったという方も少なくないのではないでしょうか。

《グルマグのアンコウ》のサポートとしても便利ですし、そろそろ黒単の墓地利用デッキもでてくるかもしれません。

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戦乱のゼンディカーからのバンクーバー・マリガン導入で、狙ったカードを若干墓地に落としやすくなったのも追い風ですね。

他にもこれとも相性良いよ!というのがあれば、指摘してもらえると嬉しいです。

 

以上、叫び角笛の強さとは。1マナで6枚墓地を肥やすメリットを考えるでした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    叫び角笛といえば、ミラディン人のスパイデッキでエーテリウムの彫刻家と一緒に無限ライブラリーアウトするために使われていたような記憶があります。

    UBアンコウの思考掃きと同じですが、トップのカードを墓地に落とせるので渦まく知識を採用できるようになるメリットがあるかもしれません。

  2. 名無し より:

    こんなカードあったんだなー

  3. 匿名 より:

    アーティファクトだしカルドーサの再誕とかで使い切った後も最大限利用したい…
    信仰無き物あさりとかもあるし赤黒探査?
    ボロスキティにt黒してマルドゥキティ…?

    ちょっと試してみたくなる面白そうなカードを教えていただきました。

  4. 匿名 より:

    黒で使うなら記憶の奔流とかも候補になるかも 

  5. 匿名 より:

    間違えた 記憶の放流か

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