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アイコニックマスターズ公式フルスポイラー。反復・果敢を持つ優良カードが多数コモン落ち!

本日、アイコニックマスターズのフルスポイラーが公開されました。

アイコニックマスターズ公式スポイラー/カードギャラリー

 

アイコニックマスターズがMOで発売される11月17日以降、このセットで新たにコモンとして収録されたカードがPauperで使用可能となります。

どんなカードがコモン落ちしているのか、さっそく見ていきましょう!

 

コモン落ちしたカード全28種

《ウギンの末裔》:無色6マナで出せる4/4飛行。

 

アイコニックマスターズにはドラゴンシナジーのあるカードが多数収録されているとはいえ、Pauperで通用するカードとは言い難いです。

 

 

《無傷の発現》:《魂の基点》の上位互換。

英雄的デッキでは1マナで2回英雄的を誘発させられるのが強力。いままで白には1マナの反復呪文がなかっただけに、大きな収穫です。

 

反復時のプロテクションは不安定な回避能力付与としてしか機能しないので、「1マナで2回呪文を唱えられること自体に意味がある」構成を意識したいところ。

 

《道の探求者》:スタンダードでも大活躍した、ライフレース崩壊クリーチャーがコモン落ち。

 

《ギタクシア派の調査》《変異原性の成長》と相性がよく、払ったライフを絆魂ですぐに補填できるのが強いです。

《定業》《思案》が使える青と組ませれば簡単に5/5絆魂まで膨れ上がり、ストンピィや赤単戦ではそれだけでゲームを終わらせてしまうほどのカードパワーがあります。

 

一方、優秀なドロー呪文の少ない白単では毎ターン安定して果敢を誘発させられるかが課題。

単体では除去耐性のない2/2でしかないので、4/4以上になることが珍しいようなら他のクリーチャーを選んだ方がいいでしょう。

 

今のPauperの上位デッキの中では、不屈の部族裏返しデッキで速攻デッキ対策兼フィニッシャーとして使っても良さそうです。

 

 

《生き残りの隠し場所》:条件を満たせば3マナで合計4点回復+2ドロー。

 

押されている盤面では弱いものの、《道の探求者》との相性のよさは抜群です。

 

《慈悲の天使》:《尽きぬ希望のエイヴン》の同型再版。

 

 

《世界を支える者》:ブロック時は2/5飛行になる4マナ天使。

《秘密を掘り下げる者》や4/4を止められるのは偉いですが、4マナで《稲妻》と1:1交換させられるのは苦しい。

 

 

《解消》:1マナ重くなったら占術1がついた《対抗呪文》

《剥奪》を使いにくいコントロールでは、5枚目以降の《対抗呪文》としての採用が検討できます。

 

最大のライバルは《除外》。あちらはクリーチャー呪文しか打ち消せませんが、占術1と1枚ドローでは雲泥の差ですし、多色コントロールではダブルシンボルも軽視できません。

 

とは言え、3マナ無条件・確定カウンターについているおまけとしての占術1は群をぬいた強さではあるので、丸さを重視したいときにはピッタリの1枚だと思います。

 

 

《ジェイスの幻》:対戦相手の墓地にカードが10枚以上あると1マナ5/5飛行に。

飛行クリーチャーは2/2~2/4あたりが主力のPauper環境ではひとつ飛び抜けたサイズとなり、ほぼ確実に制空権をとることができます。

 

一方、対戦相手の墓地を10枚以上にするのは中々に大変。

 

これだけのために相手に《思考掃き》を打つと、《チェイナーの布告》が落ちてしまったり《グルマグのアンコウ》の餌にされてしまうリスクもあります。

サイド後は《大祖始の遺産》を積まれてしまうことも考えると、5/5飛行を狙うのは飽くまでも長期戦時用のサブプランにとどめたほうが良いかもしれません。

 

最低でも1マナ1/1飛行のイリュージョンではあるので、《クロヴの霧》を軸に据えたイリュージョンデッキで使うのもアリ。

 

《ジェスの盗人》:果敢によるバットリと攻撃が通ったときのドローの2択を迫れる3マナ1/3。

 

インスタントを1枚使えば《稲妻》を耐え、2枚使えば《感電破》を耐えるタフネス3果敢が優秀。

《シャドーの裂け目》を構えておけば手札の消費なしに《稲妻》を耐えることができますし、除去が無さそうなら自分のターンに使えば攻撃を通してアドをとることもできます。

 

緑と組んで《怨恨》、赤と組んで二段攻撃付与など、組み合わせ次第で色んな使い方ができるクリーチャーですね。

 

 

《河水環の曲芸士》:6マナ4/5飛行果敢。ドラゴンかと思うほど巨大な飛行クリーチャーです。

 

シングルシンボルなのでウルザトロンでも出しやすく、フィルター連打から数回の攻撃で相手を倒せるのが強み。

 

《忌呪の発動》:ドラゴンカード公開で4点ゲインのおまけつき《悪魔の布告》

 

《名も無き転置》でも条件を満たせるとはいえ、素直に《悪魔の布告》を使った方が良さそう。

 

 

《快楽殺人の暗殺者》:解鎖すると2マナ2/3接死ブロック不可。

 

《海門の神官》を筆頭とした1/3、《尖塔のゴーレム》を筆頭とした2/4を一方的に討ち取り、2体でブロックされたら1:2交換できるのが強み。

アタッカーとしては《ダウスィーの殺害者》に劣るので、「1/2接死のブロッカーとしても使える」「解鎖すれば《炎の稲妻》《エヴィンカーの正義》を耐える」「増殖を始めとした+1/+1カウンターシナジーがある」「接死ティム」などで差別化したいです。

 

《悪性の強打》:+2/+0修整、接死付与の1マナ反復呪文。

 

「パワー強化+接死付与」はトランプル持ちに使わないとイマイチ噛み合っていない感じがしますが、黒の1マナで合計4点ダメージを追加できるカードは珍しいです。

 

 

《第6管区のワイト》:対戦相手の墓地にクリーチャーがいればいるほど強化されるゾンビ。

自分の墓地は構成次第で調整できる一方、対戦相手の墓地は「20枚貯まってもクリーチャーは0枚」なんてこともあり得るので、サイズが不安定になりがちです。

 

「2マナ2/2にでもなれば十分」と割り切ってゾンビデッキに何枚か入れておき、たまに2マナ5/5以上になれば御の字といったところでしょうか。

 

《龍詞の咆哮》:ドラゴンカード公開で上陸時の《焼尽の猛火》になる火力。

 

多相込みで考えてもまだまだPauperには使いやすいドラゴンが足りていません。

強いドラゴンが多いモダンでも《稲妻》その他多くのコモン火力が優先されていることを考えると、Pauperでの活躍は難しいでしょう。

 

《龍王の召使い》:ドラゴン呪文コスト軽減クリーチャー。

《流浪のドレイク》禁止以降、コスト軽減クリーチャー自体リーグで見かけなくなってしまいましたね。

 

《大地の精霊》:5マナ4/5バニラ。

 

《焼炉の仔》:Pauperでは初となる4マナのドラゴン。

これ以外の赤のドラゴンは《ドラゴンの卵》《ドラゴンの雛》《稲妻の金切り魔》(+多相)。

 

《反逆の印》:奪ったクリーチャーを+1/+1カウンターで強化する《反逆の行動》

「奪ったターンに勝負を決めないとどうせ負ける」という意味では1点でも多くダメージが入るこちらの方が強そうです。

 

《冠角獣》:+1/+1カウンター支援の4マナ4/3トランプル。

支援内容がトランプルだけでは流石に苦しい。

 

《夕暮れ谷のワーム》:7マナ7/7トランプル。

 

《キヅタの精霊》:《スライム生形》と同じXGのX/X。

バウンスに強いという点ではこちらの方が優秀。

 

《ジャディの横枝》:タフネス3と上陸時1点回復によってアグロの猛攻から身を守ってくれる防衛クリーチャー。

防衛デッキやターボフォグあたりが使う感じでしょうか。

 

 

《暴走の先導》:モダンでも実績のある3マナの強力なサーチ呪文。

 

ライブラリーの上から5枚にあるすべてのクリーチャーカードを手札に加えられるので、エルフのように土地を切り詰めてその分マナクリーチャーを採用しているデッキでは4枚以上のカードを手札に加えられることも珍しくありません。

 

《遠くの旋律》を入れるために青を足すリスクを取っていたエルフですが、緑だけでもアドバンテージを取りやすくなったことにより、安定性を重視した緑単エルフとしての活躍が期待できます。

数が増えれば増えるほど強くなるスリヴァーとも相性が良いですね。

 

《暴走の先導》をアドバンテージ源としてみる場合、クリーチャーカードをたった1枚減らしただけでアドバンテージ量に直結してしまう点に注意が必要です。

 

クリーチャーを38枚採用すれば3枚以上のカードが手に入る確率は約75%、4枚以上は40%弱

クリーチャーを40枚採用すれば3枚以上のカードが手に入る確率は約80%、4枚以上は約45%

クリーチャーを42枚採用すれば3枚以上のカードが手に入る確率は約85%、4枚以上は52%超

大体この辺りが目安になってくると思います。

 

特にサイド後はクリーチャー以外のカードを増やすことになりやすいので、サイド後のクリーチャーカードの枚数を考慮したサイドボード構築が求められる呪文です。

 

《餌食の復讐》:反復付きのパンプ呪文。

 

《スカルガンの穴潜み》の支援、相手ターンに火力を回避しつつ返しのターンのダメージ増加など、上手く使いこなせれば強力な呪文である反面、速攻で勝負を決めたいストンピィにとっては反復のために1ターン待たないといけないのが気になります。

 

1マナ反復呪文の中ではかなり強いので、英雄的・果敢など反復を活かせるカードとのシナジーを考えたい。

 

 

《ダークスティールの斧》:破壊不能を得たことで装備コストが増えた《骨断ちの矛槍》

 

アーティファクトをクリーチャー化する優良カードがあれば採用も検討できるのですが、今のところは《骨断ちの矛槍》で良さそうです。

 

《守護像》:2マナで2/2になるマナファクト。

 

《黒死病》の生け贄能力誘発に対応してクリーチャー化すれば《黒死病》を維持できるので、《黒死病》の早期着地も兼ねての採用が検討できます。

 

 

《星のコンパス》:2マナのマナファクト。基本土地が必須な上、すでに生み出せるマナしか用意できないので、色マナの安定役としては不十分。

 

印鑑サイクルがあるPauperではちょっと見劣りしてしまいますね。

 

 

IMA総括

期待しているのは《暴走の先導》・《道の探求者》・《ジェスの盗人》の3枚。

 

特に、今まで緑には使いやすいアドバンテージ源がなかっただけに、3マナで2~4枚分のアドバンテージを取れる可能性のある《暴走の先導》は破格の性能です。

デッキのほとんどをクリーチャーにする必要があるので調整は大変そうですが、エルフデッキなどが勢力を強めてくるのではないでしょうか。

 

相手の墓地依存クリーチャーや1マナ反復呪文も優秀ですし、Pauperにとっては地味ながら多くの影響をあたえるセットだと思います。

POSTED COMMENT

  1. 白石 より:

    今回のコモンは、凄いのが沢山ですね。新たなデッキが生まれそうな予感がします。

  2. 匿名 より:

    ドレイクやエミッサリー級の強烈なカードはないですが、どの色にも優良カードがあって環境変化が楽しみです

  3. 匿名 より:

    スタンの実績を考えると、探求者は英雄デッキと白単トークンにはすんなり入りそう。
    特にトークンはデッキを歪めずに縦の突破力が用意出来るので強そうです。

  4. 匿名 より:

    ジェイスの幻はターボフォグのサイドに忍ばせられないかなぁとか考えています

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