ウルザトロンと言えば、長らく青赤緑の3色が基本となっていましたが、最近は緑単のウルザトロンもよく3-0しているのを見かけるようになりました。
今回は、最近の緑単トロンを考察していきます。
player:kingneckbeard (3-0)
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Pauperでは珍しい高マナ域生物連打のビッグマナ
3種類揃えば通常の倍以上のマナを出せるようになる土地・ウルザランドを素早く集め、《激情の共感者》から高マナ域の強力なクリーチャーをサーチして叩きつけることを目的としたビッグマナ。
ティムールカラーのウルザトロンと比べると、緑単色にしたせいで《炎の稲妻》による除去・《熟考漂い》によるドローがなくなってしまったものの、色バランスを気にする必要がなくなりワンテンポ早く動けるようになったのが強み。
除去がない代わりに、4ターン目の《ファングレンの匪賊》+アーティファクト生け贄によるライフ回復を安定させることで速攻デッキに対抗しています。
土地サーチカードは定番の《古きものの活性》と《探検の地図》に加え、《輪作》を搭載。
ウルザランドがそろえばマナ加速になる他、《輪作》独自のトリッキーな動きで相手を攪乱できるようになっています。
1枚挿しが活きるデッキ
このデッキ最大の特徴は、サーチカードの多さにあります。
《古きものの活性》も含めれば合計15枚もサーチ呪文が存在し、1枚挿しカードがデッキに与える影響は絶大です。
①《ウラモグの破壊者》に《夜の犠牲》が飛んで来れば《輪作》→《セジーリのステップ》・《チェイナーの布告》が飛んで来れば《輪作》→《カルニの庭》で回避
②土地が足りない時や飛行クリーチャーを止めたい時は《激情の共感者》→《青ざめた出家蜘蛛》をサーチ
③《ファングレンの匪賊》がいるけれども生け贄にするアーティファクトが足りない時は《探検の地図》で《伝承の樹》を持ってきて、《輪作》で《伝承の樹》を生け贄にしてライフ回復
などなど、たった1枚のカードがデッキの動きを大きく変えるため、「なにを1枚挿しするか」で何時間も悩めます。
1枚挿しのカードが大活躍して勝った試合はたまらなく興奮しますよね。
「1枚挿しのカードでデッキの自分らしさを出したい!」を思った事のある方は、緑単トロンで色々試してみてはいかがでしょうか。
戦乱のゼンディカーの色々
ウルザトロンは、戦乱のゼンディカーで手に入った多くのカードを活用できるデッキです。
場に出た時に相手クリーチャーのアンタップを阻害する《天空の滝》を入れつつ《熟考漂い》をタッチしてみたり
同系戦で相手の《ウラモグの破壊者》を一方的に討ち取れる《エルドラージの壊滅させるもの》を1枚挿ししてみたり
次セットの「ゲートウォッチの誓い」でも優秀な土地とファッティが追加されるでしょうし、今後のウルザトロンの活躍に期待!
以上、マナを伸ばしてサーチして、回復してから滅殺2!緑単トロン考察でした。参考になれば幸いです。 最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。ではでは(゜-゜)
デッキの20%がデカブツってすごいっすね…